パソコンや家電、自動車などあらゆるものに必須の「半導体」が世界的に不足しています。世界中、あらゆる分野でデジタル化が進んでおり、コロナ収束後を見越して経済活動が活発になる中、「半導体」の需要は高まっています。
これまで拡大してきた半導体関連市場ですが、アメリカの政策金利の上昇やロシアのウクライナ侵攻などにより多くの関連銘柄が年初から値を下げました。
しかし、需要を考えれば割安感が出ていると言えます。半導体銘柄への投資チャンスかもしれません。
半導体関連の代表的な銘柄とは
半導体関連の銘柄の中でも、安定している大手はどこでしょうか。
たとえば東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> 、ディスコ <6146>などは業績も好調です。ただしいずれも最低投資金額が大きめです。投資に必要な価格(100株)はそれぞれおよそ540万円、85万円、300万円です(5月2日現在)。
投資金額の大きさにためらう人も多いでしょうから、投資金額が低めでかつ今後の期待も大きな銘柄を探してみました。
日清紡ホールディングス <3105> は車載センサー用などのアナログ半導体の販売が絶好調。10万円弱で投資できます。ティアンドエス <4055> は半導体工場で使われるシステム開発を得意とする会社。こちらも14万円ほどで買えます。
日本株以外に注目すると……
投資金額を低く抑えたい人が注目したのは、「米国株」です。円安ではありますが、米国株は1株から買えるので、投資額を抑えられます。SBI証券やマネックス証券、楽天証券など多くの証券会社が米国株を扱っています。
世界最大ともいわれる半導体製造装置メーカー・アプライドマテリアルズは4月29日現在で110.35ドル。1ドル130円で計算すると1万5000円弱で購入できます。
画像処理用の半導体メーカーのエヌビディアも2万円ほどで買えます。シリコンウエハーの検査装置メーカーのKLAコーポレーションは3万円台から買えます。
産業における重要性の高さから、半導体は「産業のコメ」とも呼ばれます。投資銘柄と時期をしっかりと見極め、株価上昇の波に乗りましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月6日公開記事)
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