貯まったポイントをずっと貯め続けている人もいるでしょうが、すぐに使うほうがお得なこともあります。なぜでしょうか。
理由1 有効期限が切れてしまうことがある
ポイントには有効期限があるものが多く、いざ使おうと思ったら有効期限が切れていたというケースは少なくありません。
ポイントの有効期限はお店やサービスによって異なりますが、おおむね発行から1年程度のものが多いようです。期間限定ポイントの場合はさらに期限が短いこともあり、ポイントを貯め続けることによっていつの間にかポイントが失効していたということもあるようです。
失効を経験した人は2人〜3人に1人
ポイントの失効を経験した人の割合は決して小さくありません。ポイントやマイルの交換サービスを提供している会社が行なった調査では、クレカ のポイントでは3人に1人が、マイレージサービスでは約2人に1人が失効を経験。失効したポイントの平均額は、クレカ で2742.4円、マイルが5,081.2円相当もあるそうです。
理由2 閉店する・ポイントサービスが終了するケースも
お店独自のポイントサービスの場合、閉店や統合などでポイントサービスが終了してしまうことがあることも、早く使ったほうがいい理由です。
個人店の場合は、ポイントサービスがどこかに引き継がれる可能性は低いでしょう。ポイントサービスが終わることを知って、慌てて欲しくないものを買うのは意味がありません。
理由3 貯めていても利益が生まれない
ポイントは利息がつかないものがほとんどですが、1,000円分のポイントで買い物をし、浮いた1,000円を運用に回せば利益が生まれます。また貯金に回した場合も、微々たるものですが利息がつきます。
1,000円分のポイントをどれだけ大事に持っていても、価値は1,000円のままですから、ポイントは、貯め続けるよりもこまめに使って浮いたお金を運用や貯金したほうがいいのです。
ポイントがたくさん貯まれば達成感を覚えるかもしれませんが、貯めればいいというものはありません。しっかりと使うタイミングを見極めてお得に買い物しましょう。
文・山田千景(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月5日公開記事)
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