どんな意味?「ヤングケアラー」【ビジネス・カタカナ用語】

2022/05/05 11:00

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2022年4月に厚生労働省が、「ヤングケアラー」の実態について初の調査結果を公表。6年生の15人に1人が「ヤングケアラー」に該当するという結果でした。社会問題となっている「ヤングケアラー」ですが、詳しい意味を知っていますか。 国は「ヤングケラー」に対して更なる支援策を検討 「ヤングケアラー」とは、手伝いの範囲を超えて日

2022年4月に厚生労働省が、「ヤングケアラー」の実態について初の調査結果を公表。6年生の15人に1人が「ヤングケアラー」に該当するという結果でした。社会問題となっている「ヤングケアラー」ですが、詳しい意味を知っていますか。

国は「ヤングケラー」に対して更なる支援策を検討

「ヤングケアラー」とは、手伝いの範囲を超えて日常的に家族の世話や介護、家事、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子供を指します。

具体的には、障害や病気の家族や幼いきょうだいの世話や介助、日本語が第一言語でない家族の通訳、家計を支えるためのアルバイトや家事全般を引き受けています。

本来、勉強や部活に励んだり、友達と過ごしたりする時間と引き換えに、年齢に見合わない責任と負担を負う労働に1日平均3~7時間以上を割いているといわれています。

6年生の6.5%が「ヤングケアラー」に該当

厚生労働省は、初めて小学生における「ヤングケアラー」の実態調査をしました。6年生の15人に1人にあたる6.5%が“世話をしている家族がいる”と答え、世話をする相手は、“きょうだい”が71.0%と最多で、母親(19.8%)、父親(13.2%)と続きます。

「ヤングケアラー」の実態は、把握が難しいのが現状です。家庭内で起きている問題であるため表に出にくく、また子供自身や家族が「ヤングケアラー」という問題を認識していないケースもあります。

このような状況を踏まえて、国は「ヤングケアラー」の早期把握や相談支援、家事育児支援や介護サービスの提供の強化などの支援策に取り組んでいます。

文/編集・dメニューマネー編集部

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