電線をビニールなどの絶縁体で覆った「ケーブル」は、ビルなどの建築物の幹線、電話・有線放送などの通信用などさまざまな場所で使われています。ケーブルカーにも使用されている「ケーブル」ですが、実は漢字で書けるのです。

一体どんな漢字で書くのでしょうか。

高尾山のケーブルカーは日本一の急こう配

ケーブルは漢字で「電纜」と書きます。

国際電話のケーブルは海底にあり、海底ケーブル敷設船という専用の船を利用して敷設されています。海底ケーブルの歴史は古く、世界初の海底ケーブルが敷設されたのは1851年でモールス信号用でした。

一般加入電話サービスの電話線は、電話機からモジューラージャックを通り、電信柱から地中ケーブルを経由して電話局までつながっており、実は誰もが子供の頃に遊んだことがある糸電話の構造と似ています。

また、1本の長いケーブルで車両を上り下りする、ケーブルカーにもケーブルが使われています。東京都八王子市にある高尾山のケーブルカーは昭和2年から営業が開始されています。最も急な場所は31度18分で、日本一の急こう配です。使用しているロープは安全性が高く、万が一切れたとしても２メートルほど滑っただけで停められる強力な自動ブレーキがレールを挟んでおり、安全性が高い構造となっています。

文/編集・dメニューマネー編集部

（2022年5月7日公開記事）

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