5月の第2日曜日、母の日に贈られる定番のお花「カーネーション」はナデシコ科の植物です。フリルのような花びらが重なり合い、華やかな雰囲気の「カーネーション」ですが、実は漢字で書けるのです。
一体どんな漢字で書くのでしょうか。
母の日は、娘が亡き母が好きだった花を配ったことがはじまり
カーネーションは漢字で「和蘭石竹」と書きます。
母の日に日頃の感謝の気持ちを込めて贈るプレゼントして定番ですが、いつから習慣となったのかご存じでしょうか。
遡ること1908年5月10日、アメリカ出身のアンナ・ジャービスという女性が、母が好きだった白いカーネーションを全員に配ったことが「母の日」の始まりだといわれています。アンナ・ジャービスは、南北戦争の際に負傷兵の衛生改善活動を行っていたアン・ジャービスの娘でした。その後全米に広まり、1914年、アメリカで5月の第2日曜日は「母の日」として制定されました。
日本で初めて母の日のイベントが行われたのは明治末期頃で、徐々に広まり今では多くの人に親しまれる記念日となりました。
母の日のはじまりは白いカーネーションでしたが、技術の進歩によりさまざまな色が登場しており、色ごとに花言葉があります。赤は「母の愛」や「愛を信じる」、ピンクは「感謝」や「温かい心」「美しい仕草」、オレンジは「純粋な愛」「清らかな慕情」、紫は「誇り」「気品」です。
ちなみにオーストラリアでは、日本と同じく5月の第2日曜日が母の日ですが、菊の花をプレゼントするのが定番です。毎年母の日の時期になると、菊の花が多くのお店で売られています。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月8日公開記事)
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