低金利が続き預貯金ではお金が増えない中、「株式投資」に興味を持つ人は多いようです。初心者には「インデックス投信」が勧められることが多いですが、そもそもなぜ初心者にいているのでしょうか。
インデックス投信のメリット・デメリット
インデックス投信とは、日経平均株価やダウ平均株価などの指数(インデックス)に連動した値動きをする投資信託(投信)です。インデックス投信にもメリット・デメリットの両面があります。
メリット1 投資対象が分かりやすく値動きを追いやすい
日経平均株価やダウ平均株価といった指数は、ニュース番組や新聞で毎日の値動きを確認できます。インデックス投信は指数に連動しているので、指数の値動きさえ見ていれば投信の値動きもわかります。
メリット2 コストが安い
インデックス投信は、アクティブ投信に比べて購入手数料や保有中にかかる費用(信託報酬)が安く設定されています。アクティブ投信とは、指数以上の収益を目指すもので、ファンドマネジャーが株式などを売買するコストがかかるため、インデックス投信より費用がかかることが多いのです。
インデックス投信では購入手数料が無料、1年間にかかる信託報酬も1%未満のものが多く販売されています。
デメリット 短期で大きな利益は狙いづらいマイナスとなることもある
インデックス投信は、個別の株式を保有する場合と比べて値動きが安定していますが、それは短期で大きな利益を上げることは難しいということです。
また、これはインデックス投信に限らず、すべての金融商品について言えることですが、投資を始めた時よりもマイナスになる場合もあります。
インデックス投信の始め方
インデックス投信は、証券会社や銀行で口座を開設すれば簡単に買えます。
日経平均やTOPIXなど代表的な指数に連動する投信はたくさんあります。たとえば投資信託の比較できるサイト・モーニングスターの投資信託のカテゴリーで、「日経平均」と検索すると20本ヒットします(なかには動きが通常よりも激しくなる経験者向けのものもあります)。
同じ日経平均のインデックス投信でも、純資産額(どれくらい投資が集まっているか)や各種手数料が異なります。
既に証券や銀行で口座を持っている人は、自分が口座を開設している証券・銀行で検索してみるとよいでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月8日公開記事)
【関連記事】
・ガソリン以外も!ウクライナ情勢「値上げ」されるモノ3選
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・これが「老後破産」の前兆!知っておくべき「NG行為」
・SBI証券と楽天証券どちらで開設する?徹底比較(外部サイト)
・貯金1000万円ためる人が「絶対にやらない」4つのこと