2つの事柄を関連づけるのに使われる「因果関係」や「相関関係」という言葉。大変よく似ており判断が難しい場合もありますが、2つの内容は全く異なります。
因果関係や相関関係をテーマとしたものには「楽しいから笑うのか、笑うから楽しくなるのか」という議論もあれば、「風が吹けば桶屋が儲かる」なんてことわざもあります。
「因果関係と相関関係」、どう違うか分かりますか?
「因果関係」とは原因と結果が明確な関係であること
「因果関係」とは、一つの要素ともう一方の要素に、原因と結果のつながりがある関係性のことです。例えば「気温が上がると冷たい飲み物がよく売れる」という事象は因果関係があるといえます。
一方、「相関関係」とは、2つの要素間に何らかのつながりがある関係性のことです。一見、因果関係があるようでも、そうとは言い切れない場合は「相関関係」になります。
例えば「気温が上がると」「冷たい飲み物の広告が増えて」「それがよく売れる」という事象がある場合、広告と売れ行きの因果関係を証明することは困難です。広告が無くても同じ結果になっていた可能性があるからです。
ただ広告と売れ行きの間には、どちらかが増えているときもう一方も増えている傾向があるので「相関関係」はあるといえます。
解答:「因果関係と相関関係」の違いとは……
「因果関係」とは原因と結果のある関係性のことで、「相関関係」とは互いに関連する傾向がみられる関係性のことです。因果関係の証明は難易度が高く、さまざまな角度から検証をしなければなりません。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月10日公開記事)
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