小麦粉やガソリンなどさまざまな物の値段が上がり始めています。こうした「物価上昇時代」にすぐにすべきこと、しないと「損すること」があります。
なぜ今、物価が上がっているのか
なぜいま物価は上がっているのでしょうか。ロシア軍がウクライナへ侵攻しましたが、ウクライナは天然ガスの産出国です。これで天然ガスなどのエネルギー価格が上昇すると考えられます。
コロナ禍が落ち着きを見せつつあり、経済活動が再開されて需要が高まっていることも物価が上がっている要因です。日本は小麦など多くのものを海外から輸入していますが、この輸送にもガソリンなどのエネルギーが必要です。また、円安も輸入品価格の上昇の原因になります。
物価上昇とはお金の価値が下がること これをしないと損をする
物価が上がるとは、お金の価値が下がることです。昨日まで100円で買えていたものが今日150円に値上がりしたとすると、今日の100円は昨日の100円よりも価値が低いということだからです。
お金をお金として持っていると、その価値がどんどん下がっていってしまいます。そこでしないと損することがあります。
預金だけだと損する!金融商品や金・不動産などにかえよう
銀行にお金を預けているだけで投資していない人は、預金を株式などの金融商品、金(ゴールド)などの現物資産、不動産などにかえることを考えましょう。
たとえば物価が上がれば、その恩恵を受けて株価が上がる企業はたくさんあります。またビルやマンションなど不動産の価格も上がることが期待されるからです。
銀行の金利はほとんどつきませんし、増えません。銀行に預けているだけではお金は増えませんし、むしろお金の価値が下がる時代には、資産が目減りすると考えたほうがよいのです。
外貨建ての資産も持ったほうがいい
また、最近は「円安ドル高」も進んでいて、海外からの輸入品の価格が上がりますから、これも物価上昇の原因になりそうです。
この観点から考えたいのは、資産を「日本円建て」だけでなく「海外通貨建て」のものも持ったほうがいいということです。
日本は長らくデフレと言われ続け、さまざまなモノが安く買えました。もしこれから物価が上がり、インフレになると考えるなら、今のうちに現金を、価値が下がらない資産、上がる資産にかえることを検討しましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月10日公開記事)
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