年収800万円以上の人は、自主的な「学び」を実践している割合が高い──。
こんな事実がエン・ジャパンの調査で分かった。年収800万円以上の回答者のうち68%が「現在、学びを実践している」もしくは「過去に学びを実践していたことがある」と回答しており、全体平均の54%を14ポイントも上回った。
年収別のデータを詳しく見ても、高収入の人ほどよく学んでいることが分かります。
稼いでいる人は何を学ぶ? 高年収層に人気の学習テーマは
高年収の人は具体的に何を学んでいるのでしょうか?
同調査によると、年収1001万円以上の層では半数を超える62%が「経営・ビジネスに必要な知識や能力」を実践予定と回答。この数字は年収401万円~1000万円層に比べて22~23ポイント高く、全体と比べても25ポイント高い結果です。
また、年収801~1000万円層では平均と比べて「英語などの語学力」「マネジメント」が突出している点にも注目したいところです。
なお、全体で最も割合が高かったのは「専門的な資格の取得」で50%。最も低かったのは「学位の取得」でした。「リベラルアーツ(一般教養分野)」が2番目に低いことからも、ビジネスパーソンがより実践的な「学び」を欲していることが分かります。
費用・時間のコストをカット! マイペースに学べるオンライン学習サービス
一方で、全体の25%が現状、「学び」を実践したことがなく、これから実践する予定もない、という回答しています。
しかし、このうちおよそ8割が「学び」に関心があると答えているのです。関心があるのに学びを行わない理由としては、「学費や受講料の負担が大きい」が62%でトップ。2番目に「勤務時間が長くて十分な時間がない」が挙げられています。
しかし、最近では従来よりも金銭面や時間的なコストを押さえつつも、スマホ等を使って学びたいことを自分のペースで学ぶことができる社会人向けのオンライン学習サービスが充実してきています。
例えば、毎日多様なジャンルの生放送授業が視聴できる「Schoo」や、大学レベルの本格的な講義を無料で受けられる「gacco」、実践的なビジネススキルを学べる「グロービス学び放題」など、選択肢はさまざまです。
有料サービスの中にも、一定のお試し期間を設けている場合があるので、目的や費用感に合うものを選んで体験してみてはいかがでしょうか。
コロナ禍で「人生を豊かにする時間の使い方をしたい」人が増えた?
コロナ禍により、2人に1人が「人生をより豊かにするための時間の使い方」を考えている、という調査結果もあります(セイコー時間白書、2021年版)。
「大人の学び直し」といった時間の使い方も注目される今、自分の市場価値を上げるために、一歩踏み出してみるのも良いかもしれません。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月11日公開記事)
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