就職活動を前に就業体験ができることから、ここ数年人気のインターンシップ。コロナ禍の中でもオンライン開催で続けられており、今や学生・企業双方にとって欠かせないとりくみとなっている。実際にインターンを経験した学生を対象に、満足度の高かった企業を最大5社まで挙げてもらった結果、3年連続でニトリがトップになった。
そのほか、大手損保をはじめとする金融系企業も高く評価されている。
大学3年、修士1年およそ5000人に聞き取り
調査したのは就職情報サイト「キャリタス就活」を運営するディスコ <6146> 。2021年10月から22年3月まで、同サービスの会員のうち、調査対象大学に在籍する大学3年生、修士1年生が対象。有効回答は5,298人(学部生4121人、院生1177人/男子2588、女子2664=判明分のみ)。
インターンシップ総合ランキングの上位10社は次の通りだ。
順位(総合順位) | 企業名 |
---|---|
1位(16) | ニトリ |
2位(4) | 三井住友海上火災保険 |
3位(1) | 損害保険ジャパン |
4位(13) | Sky |
5位(12) | 講談社 |
5位(34) | りそなグループ(りそなHD <8308> ) |
7位(43) | 三井住友信託銀行 |
8位(14) | 日本生命保険 |
9位(58) | 川崎重工業 <7012> |
10位(2) | 東京海上日動火災保険(東京海上HD <8766> ) |
ニトリは総合ランキングでは16位だが、インターンシップを経験した人からの支持は厚く、3年連続で首位だった。
上位10社には銀行や保険など金融業界が多くランクイン。特に保険は、2位の三井住友海上火災保険、3位に損害保険ジャパン、8位に日本生命保険、10位に東京海上日動火災保険と計4社も入っている(50位までには8社ランクインしている)。
なお日本生命は昨年17位、東京海上日動火災保険は同じく15位からランクアップしてトップ10入りを果たしている。
このほか、全体34位のりそなグループがインターンシップランキングで5位、同じく総合43位の三井住友信託銀行が7位に入っている。
三菱UFJ銀や明治安田生命が大きくランクアップ
11位のうち、大きく順位を上げた企業を見ると、三菱UFJ銀行は前年38位から12位へ(26ランクアップ)、ベネッセ コーポレーションは同じく29位から16位(13ランクアップ)、ホンダは37位から20位に(17ランクアップ)、明治安田生命保険は41位から20位になった(21ランクアップ)。
保険業界の人気ぶりの背景にあるのは、インターンシップに注力している企業側の努力だけでなく、世相もあるのかもしれない。
文/編集・dメニューマネー編集部
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