ニュースでは目にする機会が多い「大統領」や「首相」。どちらも「国の代表」というイメージはありますが、2つの内容は異なります。
つい最近フランス大統領選が行われ、現職のエマニュエル・マクロン氏が再当選しましたが、フランスには大統領だけでなく「首相」も存在します。
「大統領と首相」、どう違うか分かりますか?
大統領だけがいる国も、大統領と首相が両方いる国もある
「大統領」とは共和国の元首のことです。共和国とは、国民が選挙で代表を選ぶ「共和制」をとっている国で、世襲の国王が代表になる「君主制」に対する国です。
ご存じのとおり、日本に「大統領」は存在しません。大統領制の国といえばアメリカが挙げられます。アメリカの大統領選挙は4年に1度行われ、住民の投票によって選ばれます。アメリカには首相がいないので、大統領個人が強い行政権を持つのが特徴です。
一方、「首相」とは行政機関の最高責任者のことです。日本では内閣総理大臣の通称として使われます。首相は国会議員の中から指名され、天皇陛下から任命されることで決定します。
大統領と首相が両方存在する国も意外と多くあります。例えばドイツやイタリア、フランス、ロシア、韓国などがこれにあたります。大統領と首相それぞれが、どれだけ権限を持っているかは国によって異なります。
解答:「大統領と首相」の違いとは……
「大統領」とは共和国の元首のことで、「首相」とは行政のトップのことです。役割分担や選出方法などは国によって異なります。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月12日公開記事)
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