旅行や買い物などで、GWの出費が多かったと感じた人もいるはず。自分でも気づかないうちに、カードの支払総額が大きくなっていることもあります。引落日の直前に金額を確認すると、資金繰りに困るかもしれません。カード払いは「お金を使った」という感覚が薄くなりがち。GWにカードを使いすぎてしまった人は、5月と6月、どのようなことに気をつけなくてはならないのでしょうか?
クレカの利用金額と引落日は必ず確認する
締め日が15日、支払日が翌月10日のクレカなら、GWに使った分は6月10日に引き落とされます。月末締め、翌月27日払いなら、引落日はGWのうち4月末までに使った分は5月27日、それ以降に使った分は6月27日です。
いつまでに使った分がいつ引き落とされるのかは、カード会社によって異なります。マイページなどから利用金額を確認できる場合が多いので、自分がいくら使っていつどれだけ引き落とされるのか、確認しておきましょう。
5月や6月にまとまった支出がないか確認する
GWに出費が多かったのに、「給料日が来れば何とかなるだろう」と考えるのは良くありません。GWに使った分が引き落とされる5月から6月にかけて、まとまった支出が他にもあると、資金繰りが悪化することがあるからです。
5月は自動車税の納税など、人によっては出費が重なる時期です。固定資産税の納付や、大学生の子どもの授業料の支払いが必要になる人もいます。直近で予定される支出が何か、書き出して確認しておきましょう。
また、5月は休日が多くて残業代が減ったり、給与天引きされる住民税が6月から上がったり、給料日の振込額が思ったより少なかったりすることがあります。生活費の管理・計算では、余裕を持たせておくことが大切です。
リボ払いへの変更は慎重に検討する
カードの支払いが厳しい場合、通常の支払方法からリボ払いに変えれば、とりあえずはやり過ごせます。しかし、リボ払いへの変更は安易にやるべきではありません。
月々の返済額が少なくなると負担が軽くなったように感じられますが、実際には利息が生じて負担が増えるからです。10万円をリボ払いにして、元金を月々5,000円ずつ20回分割で返すと、年利15%であれば利息だけで1万円以上かかります。
仮にリボ払いにする場合でも、次の給料やボーナスが入ったタイミングで一括して返済するほうが良いでしょう。リボ払いの期間が短くなれば、利息が少なくなります。余計な負担を生じさせたり生活費で困ったりしないように、お金を適切に管理することが大切です。
文・大垣秀介(マネーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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