自家用車を持たずに気軽に利用できる「カーシェアリング」や「レンタカー」。どちらも車の時間貸しですが、2つの内容は異なります。

レンタカーの事業者数および車両数は年々増え続けていましたが、令和2年度に初めて減少しました。ところが同じ年度のカーシェアリングは増加しています。

まぎらわしい言葉の「カーシェアリング」と「レンタカー」ですが、どう違うか分かりますか？

カーシェアリングは24時間好きなときに使用・返却できる

「カーシェアリング」とは、複数の人が車をシェアして利用できる仕組みのことです。利用するには会員登録が必要で、通常は月額料金が発生します。登録後は各地の車両ステーションにある車を利用することができます。使用時間に応じて課金されるのが一般的です。

カーシェアリングは1980年代にスイスで初めて導入されました。日本でスタートしたのは2002年です。日本のカーシェアリング会員数は2020年の時点で200万人を超え、車両ステーションは1万9千か所以上、車両台数は4万台以上とされています。

サービスを提供する会社は複数ありますが、現在、車両台数がもっとも多いのはタイムズモビリティ株式会社が運営する「タイムズカー」です。

一方、「レンタカー」とは、車を有料で貸し出すサービスです。カーシェアリングのように月額料金を払うことなく、必要に応じて利用できます。多様な車種から目的に応じて車を選ぶことができます。

解答：「カーシェアリングとレンタカー」の違いとは……

「カーシェアリング」とは複数人で車をシェアする会員制のサービスで、「レンタカー」とは有料で車を借りれるサービスのことです。レンタカーは1949年頃、米軍からの払い下げ車両を時間貸しするところから始まったとされています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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