自動車税、住民税……税金の支払いをクレカにすると家計に余裕が出る?【5月・6月】

2022/05/14 14:00

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自動車税や固定資産税、住民税など、5月や6月は税金の納付が重なる時期です。税金によってはクレジットカード で払えるので、実際の支払日をカードの引落日まで延ばせられます。お金のやり繰りに余裕が生まれます。しかしカード払いの使い方を間違えると、後々困ることもあります。 クレジットカードで払えば引落日まで支払わずに済む クレ

自動車税や固定資産税、住民税など、5月や6月は税金の納付が重なる時期です。税金によってはクレジットカード で払えるので、実際の支払日をカードの引落日まで延ばせられます。お金のやり繰りに余裕が生まれます。しかしカード払いの使い方を間違えると、後々困ることもあります。

クレジットカードで払えば引落日まで支払わずに済む

クレジットカードで支払える税金には自動車税があります。納期は5月末ですが、カードで払えば支払日が先に延びます。締め日が15日、引落日が翌月10日のカードなら、支払手続きを5月16日以降にすれば実際に引き落とされるのは7月11日です(7月10日が日曜日なので翌日引落)。

7月11日まで1ヵ月以上支払いを先延ばしにしても、手続き自体は納期限までに行っているので、滞納の扱いにならず罰金はありません。国税庁のサイトにも、国税のカード引落日が法定納期限より後になっても罰金(延滞税)はかからない旨が書かれています。

「5月末だと厳しいけれど、6月にボーナスが入った後なら支払える」という場合は、カード払いにするのも一つの方法です。

リボ払いにすれば分割で納付できるが利息で負担が増える

カード払いができるかどうかは税金の種類や自治体によって異なりますが、カードで払ってリボ払いにできれば支払日をさらに先送りできます。

ただしリボ払いは利息がかかるので、税金の支払いだけでも難しい状況なら、利息でさらに負担を増やすのは考えものです。

また、次の税金の納期までに返済が終わらない設定にすると、未返済額と利息が雪だるま式に増えます。

もし自動車税7万円をリボ払いで月5,000円・14回分割にした場合、返済が終わる前に翌年の納税時期を迎えるため、借金が増え続けるという悪循環に陥りかねません。

リボ払いでは1回の返済額を少なくできますが、よく考えずに月々の返済額を決めるとかえって負担が増えます。

ただしクレカにはポイントが付くといったメリットもあります。税金の支払いが多い時期、クレジットカードの使い方についても考えてみてはいかがでしょうか。

文・大垣秀介(マネーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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