AmazonやDMM.com、Appleなどのロゴが入ったカードをドラッグストアやコンビニエンスストアで見たことはないでしょうか。これは「POSAカード」といって、買うことでさまざまなサービスが受けられます。購入者以外も使えるため、贈り物としても喜ばれる「POSAカード」ですが、仕組みは詳しく知られていません。
POSAの仕組み 万引きされない?
POSAは POS Activationの略称で、プリペイドカードの一種です。POS(Point Of Sales)は販売時点情報管理のことで、小売店のレジのシステムと考えればいいでしょう。
POSAカード裏にはPINコードが記載されており、POSレジを通すことでこれがアクティベーション(有効化)され、使えるようになります。レジを通していないと使えません。
種類豊富なPOSAカード
POSAカードには、スマホアプリやデジタルコンテンツの購入、課金に使えるApple Gift CardやGoogle Playギフトカードのほか、ソニーや任天堂のオンラインゲーム用カード、NetflixやdTVなどの視聴券などさまざまなタイプがあります。
このほかにも、オンラインサービス向けのものではモバゲー、GREE、Amebaなどが、オフラインでも使えるショッピングギフトカードとして、NIKEやUber、JCBなどが発行。ビックカメラのSIMカード向けに通信データがチャージできるものもあります。
どんな人が買っているの?
オンラインでのショッピングにはクレジットカードが使われることが多いですが、クレカが作れない未成年や、クレカを作りたくないという人も少なくありません。そうした人たちにはPOSAカードは便利な存在でしょう。
また贈り物に困った時にも重宝しそうです。たとえばAmazonや楽天市場などで使えるカード、 VisaやJCBのカードであれば、それぞれのショッピングモールや、VISAまたはJCBの加盟店で好きなものが買えるからです。
金額はそれぞれ
金額はそれぞれ異なりますが、Google Playギフトカードでは、1,500円、3,000円、5,000円、1万円、1万5000円、2万円、バリアブル(1,500円~5万円の範囲で1円単位の購入可)があります。
dTVのプリペイドカードは、6ヵ月の視聴券(3300円)で、dポイントが500ポイント特典として付与されます。
POSAカードは購入時の金額に応じてキャッシュバックされるキャンペーンなどが行われることもあります。贈り物にも使えて便利なPOSAカード、「コンビニで見かけるけど仕組みを知らなかった」という人はそうしたキャンペーンを狙ってみてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・ltyuan / stock.adobe.com
(2022年5月16日公開記事)
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