5月から7月にかけては、自動車税、固定資産税、住民税などの支払いが重なる時期だ。どのような税金の支払いがあるのだろうか?少しでもお得に納める方法はあるのだろうか?
5月「自動車税」──原則一括払い
車やバイクを持っている人は、5月末までに「自動車税・軽自動車税」を納めなければならない。
原則一括払いなので、総排気量や用途などによっては負担が重くなる。
5月~7月「固定資産税」──年4回の分割が基本
建物や土地を持っている人は「固定資産税」の支払いも重なるだろう。年4回の分割払いが基本で、納める自治体によって支払時期は異なるが、1回目や2回目の納期が5月~7月に定められていることが多い。
6月「住民税」(普通徴収)──会社員は納税を意識しにくい?
住民税の普通徴収も6月から始まる。住民税には自ら納める「普通徴収」と、会社員などの給与から天引きされる「特別徴収」がある。
個人事業主やフリーランスは普通徴収で納めなければならない。通常年4回の支払いで、1回目の納期が6月末となっているところが多い。
お得に納税するために知っておきたい3つのこと
これらの税金をお得に納めるためには以下の点を知っておくといいだろう。
1 スマホ決済でポイントがもらえることも
スマホ決済は納税額に応じてポイントが貯まるお得な納め方だ。税金の請求書払いではポイントが貯まらなくても、クレジットカードからチャージするときにポイントが貯められるスマホ決済なら、お得に納められるし、手数料もかからない。
自動車税は多くの都道府県でスマホ決済できる。固定資産税や住民税もスマホ決済に対応する自治体が増えてきた。
2 クレカ払いは手数料ともらえるポイントを比較する
税金のクレカ払いでも納税額に応じてポイントが貯まるが、手数料がかかる点に注意したい。手数料と還元されるポイントを比較して、ポイント還元のほうが多ければお得になる。
自動車税はクレカ払いに対応している。固定資産税・住民税もクレカ払いできるところは多い。
3 一括納付で税額は安くならない
固定資産税と住民税は一括でも納められるが、国民年金保険料のように一括払いによる割引制度がない自治体がほとんどだ。割引されないうえに、1回あたりの税負担は重くなる。
複数回に分けて納めるのが面倒な人にはメリットがあるだろうが、お得に納めたいのであれば、分割払いのままでスマホ決済かクレカ払いを検討しよう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月16日公開記事)
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