リクルートHD、株価のプラス・マイナス2つの材料 Indeed好調、コロナ禍後の反動は?

2022/05/16 15:00

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リクルートホールディングス <6098> の株価を予想する上でのプラス材料(株価上昇につながる材料)とマイナス材料(下落につながる材料)をそれぞれ2つずつ挙げてみた(なお2022年5月13日時点のため、16日発表の決算内容は含まれていない)。 プラス材料 マイ

リクルートホールディングス <6098> の株価を予想する上でのプラス材料(株価上昇につながる材料)とマイナス材料(下落につながる材料)をそれぞれ2つずつ挙げてみた(なお2022年5月13日時点のため、16日発表の決算内容は含まれていない)。

プラス材料 マイナス材料
労働需給逼迫でHRテック「Indeed」絶好調コロナ後の「Indeed」の反動減警戒
リオープニングで販促関連事業の急回復期待米グロース株安の影響を受けやすい

2つのプラス材料

①労働需給逼迫でHRテック「Indeed」絶好調

2022年3月期第3四半期までの業績は、売上収益が28%増の2兆1,119億円、EBITDA(営業利益はM&Aや投資評価で変動が大きいため)は90%増の4,011億円と絶好調だ。

コロナ禍で労働需給が逼迫、米「Indeed」などHRテクノロジー部門の売上収益が2.1倍の6,247億円、EVITDAが4.6倍の2,278億円と収益を牽引した。進捗率も高いことから5月16日の決算発表では上振れが期待されていた。

②リオープニングで販促関連事業の急回復期待

コロナ後の経済リオープニングで人の動き、消費、インバウンドなどが回復すれば、「じゃらん」、「HOT PEPPER」など国内中心のメディア&ソリューション部門の急回復が期待される。

2つのマイナス材料

①コロナ後の「Indeed」の反動減警戒

コロナ禍での労働需給逼迫によるHRテクノロジーの収益貢献が大きかっただけに反動減が警戒されている。決算では2023年3月期のガイダンスに注目が集まるだろう。人材不足は世界的に高水準が続くだろうが、減速が顕著だと株式市場はネガティブに反応する可能性が高い。

②米グロース株安の影響を受けやすい

HRテクノロジー比率は第3四半期までの売上収益で30%、EVITDAでは57%を占める。売上収益では米国が75%を占める。実態は米国のグロース株だ。株価は米ナスダック総合指数が高値をつけた2021年11月に高値をつけ、5月安値まで約5割下落した。米グロース株の調整が続くなら株価にはマイナスだ。

文/編集・dメニューマネー編集部

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