湯船に浸かる頻度が高い人ほど、世帯年収と人生の充実度が高い――。
「ライフスタイルと入浴に関する調査」でこんなことが分かりました。ゆっくりお風呂に浸かる時間を確保することが、実は日々の生産性に大きく関わるのかもしれません。
お風呂に浸かるほど生産性とQOLが上がる? 世帯年収と入浴頻度の関係
調査を実施したのは、ドイツのハーバルブランド・クナイプを国内展開するクナイプジャパン。20歳以上の1442人に聞いている。
結果を詳しく見ると、世帯年収が800~1200万円未満の人では、63%が週に2回以上湯船につかると回答。1200万円以上だと57%で、やはり半数以上です。
一方、世帯年収400万円未満だと週に2回以上湯船に浸かる人の割合は34%。これが400~800万円未満となると、50%にまで増えています。
週2回以上湯船につかる割合
世帯年収 割合
400万未満……34%
400万以上800万未満……50%
800万以上1200万未満……63%
1200万以上……57%
また、世帯年収400万円未満のうち7%が「湯船にはほとんど浸からない」と回答していますが、これは800~1200万円未満の世帯では0%。確かに、年収と湯船に浸かる頻度は関係があると言えそうです。
また同調査では、生産性を高めるために日頃意識して実践していることについても聞いています。回答を見ると、「お風呂にゆっくり浸かる」(10.5%)が、動画視聴(17.5%)やTV視聴(16.6%)、読書(11.9%)といったインプット系の事柄に続き、上位にランクインしている点にも注目したいところ。
生産性を高めるのは、生活の充実度を高めるための一つの要素。これらの結果から、湯船に浸かる頻度が高い人ほどQOLが高いと推測できるのではないでしょうか。
実は男性のほうが長風呂! 気になる日本人の入浴頻度と時間
日本人が湯船に浸かる頻度を、もう少し詳しく見てみましょう。
お風呂関連の企画・開発をしているバスリエの調査によると、平日に毎日入浴しているのは回答者全体の54.5%で、休日では59.5%。男女別では、平日に毎日入浴する回答者は47.62%で、女性が59.48%。休日では男性53.57%、女性63.79%。
時間に余裕のある休日はお風呂に浸かる頻度が上がるようですが、全体・男女別共に平日と極端な差はありません。
しかし、湯船に浸かっている時間に関する設問では意外な結果に。全体では、平日休日共に10分以内という人がほぼ4割。一方で、平日は30~1時間という人が男性1割に対し、女性はその半分。休日も同様に、1時間以内の割合は男性の方が上回っています。
湯船に浸かる頻度は女性のほうが高いようですが、お風呂に入る時間については異なる結果に。男性のほうが長風呂を好む傾向にあるようです。
免疫力アップやストレス解消など、さまざまな効果が期待できる入浴。コロナ禍で増えたストレスを癒やし、生産性を高めるためにも入浴習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月19日公開記事)
【関連記事】
・10月に「児童手当特例給付」が廃止へ
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
・「老後破産」の前兆!知るべき「NG行為」
・SBI証券と楽天証券どちらで開設する?(外部)
・1000万円ためる人が「絶対にやらない」4つのこと