6〜7月は、新年度の人事異動や新入社員研修が落ち着くことや、夏のボーナスを受け取ってから退職する人が多いことから、中途採用が活発になる時期だ。夏までに転職したい人がやっておくべきこととして、以下の5つが挙げられる。
やるべきこと1 家族からの理解を得る
特に配偶者や子どもがいる人は、家族からの理解を得ることが重要だ。転職によって年収や勤務時間、勤務地、福利厚生などが変わると、家計や家事・育児に影響が及ぶ可能性があるからだ。
「収入が増える」「家族との時間が増える」といった転職によって得られるメリットだけでなく、転職に伴うリスクにどのように対応していくのかについても伝えるべきだろう。
やるべきこと2 クレジットカードを作る
クレジットカード会社は、安定した収入があるかどうかを判断するために「勤続年数」を審査項目の一つにしているケースが多い。勤続年数を問わないカード会社もあるが、一般的に転職後は審査に通りにくくなるといわれている。
たとえ転職後の年収が上がる場合でも、転職後は勤続年数が0年になってしまうので、カードを作るなら転職前のほうがよいだろう。
やるべきこと3 住宅ローンや学資ローンの手続きを済ませておく
すでに住宅ローンの手続きを進めている場合は済ませて、実際に返済が始まってから転職するほうがよい。審査中に転職すると、書類の再提出などで審査に時間がかかったり、勤続年数の条件を満たせず審査に通らなかったりすることがあるからだ。
同様に、「勤続年数1年以上」といった条件を定めている学資(教育)ローンに申し込んでいる場合も、転職前に手続きを済ませておくべきだ。
やるべきこと4 転職活動にかかる費用などを確保する
転職活動にかかる費用は人によって異なるが、交通費やスーツ・靴の購入費、宿泊費などを確保しておこう。
現在の仕事を辞めてから転職活動をする場合は、それまで給与天引きされていた住民税や年金、健康保険を自分で支払わなくてはならない。退職後に雇用保険(失業保険)が給付されるまでの2〜3ヵ月間は貯金でやりくりをする必要があることにも注意したい。
転職活動期間は3〜6ヵ月が目安 事前準備はしっかりと
転職活動にかける期間は3ヵ月から半年が目安とされており、夏までの転職を目指している人もいるだろう。
この期間に企業研究や自己分析、面接対策といった準備をすることも重要だが、金銭面の準備もしっかりしておきたい。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月21日公開記事)
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