お金持ちになる人と、そうでない人の違いはいろいろあるはずですが、「考え方・視点」もその一つです。お金持ちはお金に愛される考え方、ものごとの見方を持っています。お金持ちから学び、お金に愛される考え方を身に着けましょう。
切り替えの視点1 ビジネスは「時間の切り売り」から「価値の提供」へ
どうやってお金を稼ぐか、すなわちビジネスについて考える時、多くの人は「時間や体力を提供する」ことに疑問を持ちませんが、お金持ちは「価値を提供する」と考えます。
サラリーマンは、自分の時間・体力を会社に提供して給与をもらいます。パート・アルバイトのような時給制でなくとも、同じこと。だから残業でより多くの時間・体力を提供すれば、残業代がもらえます。たとえ能力に応じた昇給、成績に応じた成果給などがあっても、収入には一部しか反映されません。
一方、経営者やフリーランスとして成功して資産を築いている人は、提供した価値に見合うお金を受け取ります。逆にいえば、提供する価値が低ければ、お金は得られないことを知っています。
「今日一日、自分はどのくらいの価値を提供できたか」を意識することから始めてみましょう。
切り替えの視点2 お金は「使うもの」から「働かせるもの」へ
「お金が入ったら何する?」と聞くと、何を買おうか、何を食べようかと考える人が多いのではないでしょうか。たいていの人は、「お金は使うもの」と考えているのです。
しかしお金持ちは「お金は働かせるもの」と考えます。すぐに使うより、貯めて投資・運用すれば、より多くのお金を生み出せると知っているのです。
まずは少額でもいいので、給与の一部を投資しましょう。そして元手が増えるほど、投資のインパクトは大きくなります。そう実感できれば、お金持ちの見方に近づいているということです。
切り替えの視点3 「仕事のため健康は二の次」から「身体こそ資本」へ
仕事のために睡眠時間を削ったり、忙しいからと食事や運動をおろそかにしたりする人がいますが、長期的に見ればこれは間違いです。一時的に収入は増えるかもしれませんが、これはお金持ちから遠ざかる行動です。無理をして病気になれば、経済的にも大きなダメージです。
お金持ちは「身体こそ資本」と考えます。適切な睡眠時間や運動習慣は、パフォーマンスの最大化にもつながります。目先の仕事やお金にばかりとらわれず、健康を第一に考えましょう。
文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月23日公開記事)
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