MUJIはコロナ、インフレでどうなる?「良品計画」の株は上がるのか下がるのか【無印良品】

2022/05/26 15:00

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無印良品を運営する良品計画 <7453> の株価を予想する上でのプラス材料(株価上昇につながる材料)とマイナス材料(下落につながる材料)をそれぞれ2つずつ挙げた(2022年5月23日記)。 プラス材料 マイナス材料

無印良品を運営する良品計画 <7453> の株価を予想する上でのプラス材料(株価上昇につながる材料)とマイナス材料(下落につながる材料)をそれぞれ2つずつ挙げた(2022年5月23日記)。

プラス材料 マイナス材料
コロナ感染拡大一服で国内販売回復基調4月に業績下方修正、中国次第で再下振れも
中国ロックダウン後のアジアでの成長期待インフレによる買い控えで消費不振が継続

2つのプラス材料

①コロナ感染拡大一服で国内販売回復基調

国内でコロナ感染拡大が一服し人の動きが活性化してきている。国内販売は回復基調だ。既存店売上は2021年9月〜11月期が4.6%減、12月〜2月が3.9%減。3月はオミクロン株の制限で10%減も4月は0.6%増とプラスに転じた。岸田内閣はインバウンドも徐々に開放する意向で期待は大きい。

②東アジアでの成長期待

2022年2月末の店舗数は38店増の1040店。国内が17店増の473店。海外が21店増の567店。海外店舗数の方がすでに多い。

中国では、コロナ禍で一部閉店、時短などを行っており中国既存店が3月32.1%減、4月37.7%減と厳しい。中国は6月にも経済再開方針でアジアでの回復期待は強い。

2つのマイナス材料

①4月に業績下方修正、中国次第で下振れも

2022年8月期決算予想を下方修正(4月14日)。売り上げ4,800億円から4,700億円(前期比4%増)へ100億円、営業利益を450億円から380億円(11%減益)へ70億円の下方修正。国内では衣料販売が低迷した。売り上げの約3割を占める中国はゼロ・コロナ政策で減速。中国次第では再下方修正もあり得る。

②インフレによる買い控えで消費不振が継続

世界的なインフレによる食品高、物流コスト上昇などが懸念材料だ。インフレによる買い控えが消費を冷やす可能性がある。過去にもインフレで小売業界はダメージを受けた歴史がある。米国でもスーパー最大手のウォルマート、ディスカウント店のターゲットは下方修正で小売り株は売り込まれた。

文/編集・dメニューマネー編集部

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