お金持ちになる人と、人並みの人生を送る人は何が違うのでしょうか。少し視点を変えるだけで、お金が逃げていく考え方を忘れて、お金に愛される考え方が身につきます。お金に愛される考え方とはどのようなものなのでしょうか。
「時間の切り売り」から「価値の提供」
多くの人は、「時間や体力を切り売りしてお金を得る」ことに疑問を持ちません。しかし、お金持ちは「価値を提供してお金を得る」と考えます。
パート・アルバイトのような時給制でなくとも、サラリーマンは自分の時間・体力を会社に提供して給与を受け取ります。残業でより多くの時間・体力を提供すれば、残業代をもらえます。ただし、能力に応じた昇給や成績に応じた成果給などがあっても、収入には一部しか反映されません。
一方で経営者や起業家、フリーランスとして成功している人は、提供した価値に見合うお金を受け取ります。逆にいえば、提供する価値が低ければお金を得られないことを知っています。お金のシビアさを理解しているからこそ価値を高めるために頭を使い、その結果お金がどんどん増えていくのです。
すぐに脱サラや起業といった行動を起こす必要はありません。「今日一日、自分はどのくらいの価値を提供できたか」を意識することから始めましょう。
「お金は使うもの」から「お金は働かせるもの」
給与が入ると買い物をしたり飲みに行ったりと、「お金は使うもの」と考えている人はたくさんいます。しかし、それではお金持ちへの道は開かれません。お金持ちは「お金は働かせるもの」と考えます。すぐに使うのではなく貯めて運用すれば、より多くのお金を生み出せることを知っているのです。
まずは少額でも構わないので、給与の一部を投資しましょう。手元の10万円を今使えば10万円の物しか買えませんが、投資して数年待てば15万円の物を買えるかもしれません。
元手が増えるほど、投資のインパクトは大きくなります。それを実感できれば、自然とお金持ちの見方ができるようになるでしょう。
「仕事のため健康は二の次」から「身体こそ資本」
仕事のために睡眠時間を削ったり、忙しいからと運動しなかったりと、健康を後回しにする人がいます。一時的に収入は増えるかもしれませんが、これはお金持ちから遠ざかる行動です。お金持ちは「身体こそ資本」と考えます。
健康が損なわれることは、人生で最大のリスクです。無理をして病気になれば、経済的にも大きなダメージを被ります。完治する病ならまだしも、持病としてずっと付き合っていかなければならないこともあるので注意が必要です。
お金持ちになるためには、身体という資本が何より大切です。適切な睡眠時間や運動習慣は、パフォーマンスの最大化につながります。目先の仕事やお金にばかりにとらわれず、健康を第一に考えましょう。
文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月25日公開記事)
【関連記事】
・10月に「児童手当特例給付」が廃止へ
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
・「老後破産」の前兆!知るべき「NG行為」
・SBI証券と楽天証券どちらで開設する?(外部)
・1000万円ためる人が「絶対にやらない」4つのこと