不要になったものをメルカリやヤフオクで売る人は多いでしょうが、メルカリとヤフオクは出品できるもの、売れやすいものに違いがあるため、うまく使い分けしないと損するかもしれません。
「商品券や株主優待券」は? メルカリはNG、ヤフオクはOK
旅行券や商品券、株主優待券といった金券は、メルカリには出品できませんが、ヤフオクなら可能です。
メルカリでは、金銭と同じように扱われるものの出品は禁止されているので、出品するとキャンセルや削除、もしくは利用を制限されてしまうこともあります。
一方ヤフオクでは、金券の出品制限はありません。ものによっては高い換金率で取引できることもあるでしょう。
「愛好家・マニア向けのもの」が高値で売りやすいのはヤフオク
コレクターグッズやマニアックな商品などは、メルカリでも売れますが、ヤフオクのほうが高く売れる可能性が高いでしょう。
例えば盆栽の「三河黒松(みかわくろまつ)」という品種は、メルカリでは高くて1万円程度であるのに対し、ヤフオクでは高いものでは3万円以上の値がついています(2022年5月現在)。
また、過去にあった別の事例では、カメラのレンズ3本をメルカリとヤフオク同時に出品したところ、メルカリでは送料込み1,200円程度の価格だったものが、ヤフオクでは2万円以上の値が付いたという例もありました。
このように愛好家・マニアこそが価値を感じるものは、ヤフオクのほうが高値が付きやすいようです。
「とにかく不用品を売りたい」ならメルカリ
日用品や古着など、ありふれた物を高くなくてもいいので早く売ってしまいたいという場合は、メルカリが便利です。利用者が多いため、自分の不用品を必要としている人が見つける可能性は高いといえるでしょう。
ただ出品数が多いため、かえって目に留まりづらいという心配もあります。きれいに見える写真を撮り、商品について(特に不具合を)丁寧に説明し、手を出しやすい値段をつけることで、そうした心配も解消できるはずです。
ネットサービスやアプリは、使い始めたものをずっと使いがちです。複数のものを使い分けるのは面倒だからです。ただその面倒をいとわず、それぞれのサービスの特性を考えて出し分ければ、その分、高い利益が生み出せるかもしれません。
文・山田千景(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年5月26日公開記事)
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