「乗り換えると毎月の電気代がおトク」といわれる新電力会社ですが、どのくらいお得なのでしょうか。また大手でなくても、「電気がつかない」というようなことはないのでしょうか。

新電力乗り換えの3つのポイント

新電力への乗り換え出来になるのは、「電気代が安くなるのか」「電力が安定供給されるのか」「手続きは簡単か」でしょう。

まず「電気代」については、従来の電力会社より安くなる可能性があります。電気代はほとんど変わらなくてもポイント還元が受けられたり、スマホとのセット割引が受けられたりします。

次に「電力供給の安定性」は、新電力会社も変わりません。新電力会社は、電力の小売を担当しますが、発電や送配電は従来の電力会社が担当するからです。

「手続き」も簡単です。新電力会社のWebサイトに行って申し込むだけで、従来の電力会社へ解約の連絡は必要ありません。また戻したい場合も従来の電力会社へ再び申し込むだけです。

代表的な新電力会社4社

新電力会社は全国に740もあります（2022年5月27日現在）。新電力会社の中でも大手といえる代表的な4社紹介します。

ドコモでんき──最大10％ポイント還元

電気代も従来の電力会社と同じですが、「dポイント」が還元される分、お得になります（以下、税抜き100円につき、税抜金額のポイント）。

「ギガホ、ギガライト、ahamo」の契約者が「ドコモでんきBasic」を契約すると、dポイント3%還元。「ドコモでんきGreen」の場合、電気代にプラス500円とられてしまいますが、5%還元です。dカードGOLD会員なら10％還元になるので、毎月の電気代が6,000円以上ならドコモでんきのほうがおトクになります。

「ギガホ、ギガライト、ahamo」以外のプランの人や、ドコモ回線契約がない人は、「Basic」は2%、「Green」は3%還元です。ドコモ回線契約がない人は「ドコモでんきセンター」へ電話し、申込書の郵送により契約手続きを行います。Webサイトからの申し込みはできません（2022年5月27日現在）。

おうちでんき──1回線ごとに通信費が毎月110円割引

おうちでんきは、ソフトバンクのグループ企業が展開する新電力です。ソフトバンクやワイモバイルを契約している人なら、1回線ごとに毎月110円割引（3年目以降は55円割引）が受けられます。

電気代も、従来の電力会社と比べて従量課金部分が1％おトク。北海道電力、中国電力、四国電力エリアならPayPayポイントが3,000円分もらえます。

auでんき──最大5％ポイント還元

auでんきは、「auでんきポイントで割引」に申し込むとポイント還元が受けられます。毎月8,000円以上の電気代なら5％、5,000円未満でも1％のポイント還元が受けられます。

「家族割プラス」カウント対象の料金プランに限られますが、auのスマホを契約している人なら1年間、最大月1,000円の割引が受けられる「auでんきスタート割」も使えます。

ENEOSでんき──30アンペア以上の契約容量なら電気代がおトク

スマホの契約に関係なく電気代を安くしたいならENEOSでんき。契約容量が20アンペアまでだと従来より高い地域もありますが、30アンペア以上ならどこでもおトクです。

電気代に応じてTポイントが200円につき1ポイント貯まります。

紹介した新電力会社以外にも、おトクな会社はあります。住んでいる地域や電気の使用量、契約容量で異なるので、比較サイトなどで調べるとよいでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

（2022年5月31日公開記事）

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