株安、円安で物価も上昇する中、節約して出費を減らすことも大事ですが、「増やして得する」ことも考えてみてはいかがでしょうか。
とはいっても、大金を投資しようと勧めているのではありません。日々の買い物などで貯まっている「ポイント」運用する選択肢です。
クレジットカードや決済サービスのポイントの中には、「運用」で増やせるものがあります。現金を運用する投資と違い貯まったポイントで運用するため、「現金で投資して損するのが怖い」という人から注目を集めています。
「ポイント運用」でリアルに近い投資体験を!
ポイント運用は、dポイントや永久不滅ポイントなどのポイントを運用するもので、増えたり減ったりするのはポイントのみです。もらったポイントが元手なので始めるハードルは高くないでしょう。
このほかにもメリットとして、証券会社の口座を開設する必要がない、たくさんの選択肢がある投資と違い「コースを選ぶだけ」とシンプル──などがあります。
ほったらかしでも増えるチャンスがあるといった点も魅力で、クレディセゾン <8253> の「永久不滅ポイント運用サービス」では、利用者のうち82%のポイントが増えたそうです。
増えたポイントは管理サイトから引き出して買い物などに使えるため、実質の節約やお得にもつながります。
手軽に試しやすいポイント運用サービス3選
初心者でも挑戦しやすいポイント運用サービスを3つ紹介します。
dポイント投資──テーマ運用も可能
買い物やドコモ携帯の利用で貯まるNTTドコモのdポイントを運用するサービスです。
dポイントクラブの会員であれば100ポイントから運用可能。2つの「おまかせ」運用コースと、複数の「テーマ」運用から選択でき、投資信託に連動してポイントが増減します。
セゾン永久不滅ポイント運用サービス──投信か株式に連動
クレディセゾンの永久不滅ポイントを運用できるサービスです。
100ポイント単位で運用口座へチャージでき、1ポイント単位で運用できます。運用する際は投資信託に連動したコース6つと、株式に連動したコースから選べます。
PayPayポイント運用──ETFに連動
決済サービスPayPayで貯めたポイントを運用できるサービスです。
1ポイントから運用可能で、「テクノロジーコース」「スタンダードコース」「チャレンジコース」の3つのコースから選んで運用します。ポイントの増減はETF(投資信託)に連動しています。
紹介した3つ以外にもポイント運用サービスはあります。いずれのサービスでも、ポイントの追加や引き出しも簡単にできるようになっています。気づかないうちに貯まっているポイントや使い道を迷っているポイントがある人は、運用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
文・佐々木美紀(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年6月23日公開記事)
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