ここ数年、1万円から競争馬に出資できる「一口馬主」が人気です。少額で投資でき、将来G1を走るかもしれない馬を買えるため、競馬好きにとっては興味深い仕組みだと思いますが、どれくらいの利益を得られるのでしょうか?
未来のG1馬が1万円から買える
一口馬主とは、40口〜1万口に分割された金額で競走馬に出資し、間接的に馬主になれる仕組みのことです。
単独で馬主になる場合よりも圧倒的に敷居が低いのが特徴で、口数が多い馬であれば1万円以下で購入できます。
現在は募集が締め切られていますが、エフフォーリアやソングラインなど、現在G1レースで活躍している馬も過去に出資を募集していました。
デビュー前の1歳馬の時点で募集が行われるのが一般的で、馬主を募集している各クラブに入会して申し込めば、誰でも出資できます。
当たれば回収率が1,000%を超えるがリスクもある……
少額で馬主になれるだけでも魅力がありますが、お金を出すなら「いくら稼げるのか」も気になるところです。
一口馬主では、出資した馬がレースに出るなどして賞金を獲得すると、口数に応じて配当を得られます。そういった仕組みのため、1着が賞金1億円のレースなら、8着でも600万円稼ぐこともあります。
馬ごとに出資額に対する回収率が公表されており、過去最高はクロノジェネシスの7,869%。2位のアーモンドアイでも5,065%と、驚くべき数字です。
G1レースで優勝を争うレベルの馬を買えれば、出資額を大きく上回るリターンを期待できます。
一方、ケガで思うような成績を残せない馬や、1勝もできずに引退する馬に出資した場合は、配当がほとんどゼロということもあります。
出資額以外に、初めての場合はクラブの入会金が2万円前後、会費や維持費が月に数千円かかることにも注意が必要です。
確実な利益を求める投資というよりは、お気に入りの馬の成長を見守り、支援する喜びを味わうのが一口馬主の醍醐味といえるでしょう。馬好きなら、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年6月23日公開記事)
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