「クレカの現金化」の3つのリスク! 生活に困ってもやってはいけない理由

2022/08/25 17:55

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クレジットカードで買った物を換金したり、リボ払いにして支払いを先延ばしにして現金化したりすることは、生活に困っていても絶対にやってはいけません。安易な判断や行動が、取り返しのつかない結果を招くからです。 リスク1 損失が膨れ上がって返済不能に陥る クレジットカード現金化業者で、10万円のパソコンをカード払いで購入。それ

クレジットカードで買った物を換金したり、リボ払いにして支払いを先延ばしにして現金化したりすることは、生活に困っていても絶対にやってはいけません。安易な判断や行動が、取り返しのつかない結果を招くからです。

リスク1 損失が膨れ上がって返済不能に陥る

クレジットカード現金化業者で、10万円のパソコンをカード払いで購入。それを8万円で売って現金化すると、現金8万円が手に入るので当面の生活は賄えるかもしれません。しかし引落日に10万円を支払えず困りますし、リボ払いにすると利息までかかり、さらに負担が増えるという悪循環に陥ります。

カードで買った物を現金化しても、普通は購入価格より安い金額でしか売れないため、その分だけで損をします。物を買い取ってくれる業者は確かにありますが、自分が買った価格よりも高く買い取ってくれるような、そんな甘い話はないと考えるべきです。

リスク2 規約違反で強制解約や一括返済を求められる

現金化はそもそもカード会社が定める規約に違反するので、強制解約になることがあります。カード会社は、会員規約で現金化など不適切なカード利用を禁止しているからです。

規約違反が発覚して強制解約になると、未払い分の一括返済を求められたり、信用情報に傷が付いて新たにカードを作れなくなったりするおそれがあります。

リスク3 自己破産すらできなくなる

わざと借金をした人や最初から踏み倒すつもりで債務を負った人に、裁判所が自己破産や返済の免除を認めるかというと、そうとは限りません。裁判所に申請しても返済免除が認められない場合があり、クレカの現金化が原因の場合も免責とならないことがあります。

生活に困って現金が必要な場合でも、クレカの現金化には手を出さず、まずは受け取れる給付金がないか確認してみましょう。収入の状況によっては、国や自治体の支援制度を利用できる場合があるので、まずは自治体窓口で相談してください。

文・大垣秀介(マネーライター)
編集・dメニューマネー編集部

(2022年6月24日公開記事)

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