日常生活で無意識に溜め込んでいる毒素。この毒素を体内から排出することで、心身の不調を取り除く健康法が「デトックス（detox）」です。近年は、デジタル機器による心身への弊害も見られことから、生活の一部となったデジタル機器を一定期間遮断する「デジタルデトックス」という言葉も生まれています。美容法でもある「デトックス」ですが、ある言葉の略称なのです。

一体、「デトックス」は何の略でしょうか。

「デトックス」は不要なモノを排出し体の土台を整える

「デトックス」は、英語の解毒を表す“detoxification”の略です。私たちの体内には、日々の生活環境や食習慣などから大気汚染物質や食品添加物、農薬などの有害物質や老廃物が蓄積されています。これらの毒素を排出することで、新陳代謝を高めて体調を改善させるのが「デトックス」です。

「デトックス」は普段の生活や食事が大事

毒素が溜まりやすい人は、野菜をあまり食べず、魚介類や油っぽい食べ物を好み、睡眠不足でストレスが多い生活をしているという傾向があります。毒素が溜まると、風邪をひきやすくなったり、関節痛や肩こりに悩まされたり、肌荒れやイライラが増えたりするなどの自覚症状が現れるという結果も報告されています。

「デトックス」法は多々ありますが、健康的な食事や睡眠、適度な運動といったごく当たり前の生活を心がけることが大切です。水分を多くとることを意識したり、解毒作用の高いニンニクやショウガや食物繊維の多く含まれる食材を取り入れたり、無理のない範囲で続けていくことが大事です。

今話題の「デジタルデトックス」とは、一定期間スマホやパソコンなどのデジタル機器を生活から切り離すことです。デジタル機器に依存していた時間で、自然を楽しんだり、読書をしたり、現実の世界で人とのコミュニケーションを取ったりすることで、目や脳の疲れや心の不調が改善されるといわれています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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