“ポチる”という新語も生まれるほど、今や日常化したネットショッピング。このネットショッピングが定着したことで、「ショールーミング」が小売店を悩ませています。一方で、高島屋は「ショールーミング」を逆手に取り「ショールーミングストア」をオープンさせました。
消費者が何気なくやっている行動を表す「ショールーミング」、詳しい意味を知っていますか?
「ショールーミング」は実店舗で品定め後にネットで買う消費者行動
「ショールーミング」とは、消費者が実店舗で商品を実際に手にして、サイズ感や素材、形や性能などを品定めしたのちに、値段が安いネットサイトで買う消費者行動をいいます。ネットショッピングが日常的になり、消費者はネットで価格を比較したうえでより安い値段で、いかに失敗しないで買い物ができるかという点を重視するようになりました。
近年は、このような消費行動に対応するために、実店舗をショールーム化した「ショールーミングストア」が増えています。「ショールーミングストア」では、店舗内にあるサンプル品を実際に手に取って確認することが可能です。消費者が購入を希望すると、自社のWEBサイトやアプリを通し購入してもらう仕組みになっています。
高島屋の「ショールーミングストア」1号店がオープン
高島屋 <8233> は2022年4月に、ショールーム型店舗『Meetz STORE(ミーツストア)』の1号店を新宿高島屋にオープンさせました。Meetz STOREは店頭に在庫を置かないのが特徴です。来店客が購入を希望した場合は、出展企業の通販サイト経由で購入してもらい、購入した商品は専用倉庫から指定の住所に配送されます。出展企業は人件費や在庫の負担が軽減されるため、テナント料が高い都心の百貨店にも出展が可能になります。
文/編集・dメニューマネー編集部
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