マイナンバーカードを保険証として利用できる「マイナ保険証」。保険証の持ち歩きが不要になる他、今ならポイントももらえてお得ですが、実はデメリットもあることをご存じでしょうか。
病院・薬局での窓口負担が10〜20円ほど高くなる
マイナ保険証の最大のデメリットは、医療機関での窓口負担が通常の保険証を利用する場合よりも高くなることです。
病院や薬局でマイナ保険証を利用すると、自己負担の料金に加えて、マイナ保険証を確認するためのオンラインシステム利用料が加算されます。
自己負担3割の場合、窓口での負担は初診で21円、再診で12円、調剤で9円増えてしまいます。
使えない医療機関も多く、窓口でのトラブルも
マイナ保険証の確認には専用のオンラインシステムが必要で、まだ対応している医療機関が少ないこともデメリットです。
2022年6月時点で導入済の機関は全国で5万ヵ所ほどで、多くの病院や薬局では使えず、結局保険証が必要になるのが現状です。
また、医療機関側のオペレーションの整備も不十分で、窓口で不具合やトラブルが発生することも予想されます。
ポイント付与の期限まで待ってから始めるのがベター
便利に使えてポイントがもらえるとはいえ、このようなデメリットがある以上、現段階ではマイナ保険証を積極的に利用する理由は見当たりません。
一方で窓口負担については見直しが進んでおり、また対応機関も少しずつ増えているため、今後は今よりも使いやすくなる可能性があります。
マイナポイントが付与される申込期限は2023年の2月までですから、まずはマイナンバーカードの作成を済ませておいて、状況を見ながら申し込むのがよいかもしれません。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月1日公開記事)
【関連記事】
・「ふるさと納税」するなら読みたい記事
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
・銀行員が知る「老後破産」する人の危ない行動
・SBI証券と楽天証券どちらで開設する?(外部)
・金運ダウン?玄関に置いちゃダメなモノ3選