人間ドックで必ず測定されるのが「BMI」。成人の肥満度を測る指数の一つで、国際的な標準指標として用いられています。算出方法は世界共通で、体重(kg)÷身長(m)の2乗 で出された値が肥満や低体重(やせ)の判定に使われます。指数が22だと病気になりにくいといわれる「BMI」ですが、実は何かの略称なのです。
一体、「BMI」は何の略でしょうか。
「BMI」はボディマス指数と呼ばれている
「BMI」は、Body Mass Indexの略で、肥満判定のための体格指数の一つです。肥満基準は国によって異なりますが、WHOの基準では30以上を肥満と定めています。日本では、18.5未満が“低体重(やせ)”、18.5以上25未満が“普通体重”、25以上が”肥満“とされています。
日本の肥満基準が厳しいのは、一般的にアジア人は25以下でも2型糖尿病や循環器の病気の発生リスクが高い傾向にあるためです。また、日本肥満学会は統計的に指数が22となる体重がもっとも病気になりにくい状態であると発表しています。
尚、「BMI」は成人用の指数で、乳幼児の場合は”カウプ指数“、小中学生の場合は”ローレル指数“が使われます。
「BMI」は高くても低くても問題である
「BMI」が高ければ脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になり、死亡リスクが上がります。反対に低すぎるのも、体調不良を起こす危険性があります。
近年、欧米諸国では、ファッションモデルを目指す少女たちの“痩せすぎ”が社会的な問題となっています。この問題を深刻にとらえた「LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ」は、2017年にルイ・ヴィトン、グッチ、ディオール、セリーヌなどの傘下ブランドのモデル起用には、「BMI」18.5以上であることを条件とした定款を発表しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月3日公開記事)
【関連記事】
・「ふるさと納税」するなら読みたい記事
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
・銀行員が知る「老後破産」する人の危ない行動
・SBI証券と楽天証券どちらで開設する?(外部)
・金運ダウン?玄関に置いちゃダメなモノ3選