1964年の開業以来、最高速度を少しずつ縮めてきた「新幹線」と、今後開業が予定される「リニア新幹線」。どちらも広い意味では「新幹線」ですが、2つの仕組みは大きく異なります。
新幹線は、橋梁や高速道路と同じように老朽化が心配されており、リニア新幹線の建設は将来に備えるためのものでもあります。
「新幹線」と「リニア新幹線」、2つの違いが分かりますか?
東京のリニア始発駅は品川にできる予定
「新幹線」とは、電気でモータを回して走行する高速鉄道です。車体には車輪が付いていて、レールの上を走行します。時速は200km以上で、新幹線「のぞみ」を使って移動すると東京から大阪までは約2時間半です。
一方、「リニア新幹線」とは、超電導磁石の力で浮上して走行する高速鉄道です。発車時は普通の新幹線と同じように車輪を使って走りますが、時速150kmに達すると約10cm浮上します。摩擦による抵抗が無いため時速500kmまで加速できます。
現在、工事が進められているリニア中央新幹線は、2027年に東京-名古屋間で開通する予定です。その後、2045年までに名古屋-大阪間もつなげる計画になっています。開通後は東京から名古屋は40分、東京から大阪は約1時間で移動可能と試算されています。
リニアの研究が始まったのは1962年。1977年には宮崎に無人の実験線が作られました。1997年以降は山梨で実験走行をしており、2022年からは一般向けの体験乗車イベントも開催されています。
東京から名古屋までのルートのうち86%がトンネルの中となるので、乗車中はほぼ景色を楽しめないのが残念なところです。
解答:「新幹線とリニア新幹線」の違いとは……
「新幹線」とは電気の力で走る高速鉄道で、「リニア新幹線」とは超電導磁石の力で走行する高速鉄道です。新幹線とは異なり、リニアには運転士が乗車しません。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月7日公開記事)
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