「選挙権」と「被選挙権」はどう違う?

2022/07/08 11:00

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関心のある人、無い人に分かれがちな選挙制度。日本において投票は義務ではありませんが、海外では棄権すると罰則が適用される国もあります。 2015年6月の法改正で投票年齢が18歳に引き下げられ、若いうちから政治に参加できるようになった選挙制度ですが、「選挙権」と「被選挙権」はどう違うか分かりますか? 禁錮以上の刑や収賄罪な

関心のある人、無い人に分かれがちな選挙制度。日本において投票は義務ではありませんが、海外では棄権すると罰則が適用される国もあります。

2015年6月の法改正で投票年齢が18歳に引き下げられ、若いうちから政治に参加できるようになった選挙制度ですが、「選挙権」と「被選挙権」はどう違うか分かりますか?

禁錮以上の刑や収賄罪などにより選挙権、被選挙権は失われる

「選挙権」とは、国民の代表者を投票によって選ぶことができる権利です。選挙の方法について定める「公職選挙法」によれば、選挙権を持てるのは18歳以上の日本国民とされています。海外に居住している場合は、「在外選挙制度」を利用できます。

在外選挙制度の方法は、滞在先の日本大使館などで行う「在外公館投票」、郵便投票、一時帰国時の投票の3つです。ただし、渡航前または渡航先であらかじめ申請をして、「在外選挙人名簿」に登録されていることが条件です。

一方、「被選挙権」とは、国民の代表として国会議員や都道府県知事などに立候補できる権利です。被選挙権を持てる年齢は衆議院議員、都道府県議会議員、市区町村長、市区町村議会議員の場合満25歳以上です。参議院議員と都道府県知事の場合は満30歳以上です。

いずれも日本国民であることが条件です。

解答:「選挙権と被選挙権」の違いとは……

「選挙権」とは、選挙で投票できる権利のことで、「被選挙権」とは、選挙に立候補して公職に就くことのできる権利です。立候補者や公職に付いている人からの寄附は犯罪で、有権者も処罰の対象となります。

文/編集・dメニューマネー編集部

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