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熱中症対策は「水分」だけじゃない 1日数百円で入れる熱中症保険の加入者が急増中

2022/07/09 08:00

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熱中症で救急搬送された人は、6月末のわずか1週間で4,551人もいるなど2022年は例年より暑さが厳しくなりそうです。熱中症対策には、水分補給が最も重要ですが、それだけでなく保険で備えおくという方法もあり、いま加入者が増えています。 申し込みが17倍に増加!熱中症保険は1日100円から入れる 契約者が増えている熱中症保

熱中症で救急搬送された人は、6月末のわずか1週間で4,551人もいるなど2022年は例年より暑さが厳しくなりそうです。熱中症対策には、水分補給が最も重要ですが、それだけでなく保険で備えおくという方法もあり、いま加入者が増えています。

申し込みが17倍に増加!熱中症保険は1日100円から入れる

契約者が増えている熱中症保険を発売したのは住友生命保険。傘下のアイアル少額短期保険が開発したもので、ほうどうによると、6月下旬まで1日最大400件程度だった申し込みが、6月29日は約6900件に上ったといいます。

この熱中症保険で保険金がおりるのは、病院で点滴治療(治療保険金)を受けた場合や、2日以上入院した場合の費用(入院保険金)です。

契約は1日~7日(期間選択型)または1ヵ月(月額型)かを選べます。保険料は期間選択型が100円から170円、月額型が200円からです。

受け取れる保険金は、期間選択型は治療保険金が1万円、入院保険金が3万円。月額型は、保険料によって表の通り3つのプランから選べます。支払回数は、異なる障害に対して、2回が限度(期間選択型は1回が限度)です。

保障内容お手軽プラン基本プラン安心プラン
治療保険金 5,000円7,000円1万円
入院保険金1万円3万円2万円
保険料200円220円240円
(出典:アイアル少額短期保険「ミニ医療保険」=熱中症保障条項=重要事項説明書)

熱中症保険は告知なしで入れるが……

熱中症保険に入る際には、健康状態の告知が必要なく、PayPayのアプリから入れますが、「安いから」「簡単だから」と保険に入るのではなく、必要かどうかしっかり考えるべきでしょう。

最近はニーズの多様化に合わせて、熱中症保険だけでなく様々な「ミニ保険」が発売されており、その都度保険に入っていては、総額の保険料負担が大きくなるからです。

熱中症保険は傷害保険の特約にもある

熱中症保険に入らなくても、保険で熱中症の補償を得られます。「傷害保険の特約」です。傷害保険は基本1年契約で期間を夏のみに限定できないので、割高な感じはしますが、1年間メンテナンス不要なので、都度加入する手間を省ける点がメリットでしょう。

熱中症はめまいやけいれんなどを引き起こし、命に関わることもある病気です。炎天下に外出した時だけでなく、自宅で倒れる人も少なくありません。保険で備えたとしても、熱中症で倒れないのが一番です。日頃から水分補給や温度管理をして、熱中症にかからないようにしましょう。

文・小宮崇之(保険代理店経営のファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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