老後破産と聞くと、自分とは関係ないと思う人もいるだろう。しかし、夏についついしがちな行動が老後破産につながることもあるので、注意が必要だ。どのような行動が当てはまるのだろう?
その1 子どもたちが帰省したときにお金を使いすぎる
定年退職したかどうかにかかわらず、お盆の時期などに子どもや孫が帰省したタイミングでお金を使いすぎる人は、注意したほうがいい。例えば、「帰省代として交通費を多めに渡す」「帰省中は好きなものを買ってあげる」といった行動が当てはまる。
このような行動をしていると、たとえ普段は節約していても、「貯金が一向に増えない」「貯金があっという間に底をついた」という状況になりかねない。
子どもや孫にかけるお金が、収入や貯金に見合っていないと感じるなら、かけるお金を減らすべきだ。
その2 自分の趣味や娯楽にお金をかけすぎる
趣味や娯楽で息抜きをすることは大切だが、お金をかけすぎると老後破産につながる。
「会社の夏休み期間中は、趣味にいつもより時間とお金をかけよう」という現役世代の人や、「世間は夏休みだから自分も旅行に行こう」という定年後の人もいるだろう。
ただ、夏休みという特別感から、趣味や買い物、旅行に際限なくお金を使うことがないよう気をつけるべきだ。
その3 お金の見直しや話し合いをしない
現役世代の人の中には、普段は仕事で忙しく、お金の見直しや話し合いがなかなかできていない人もいるだろう。そのような人にとって、会社の夏休み期間はじっくりと見直せる絶好の機会だ。
しかし、夏休みくらいゆっくり休みたいという理由で先延ばしにしてしまうと、「今の生活費やもらえる年金額が分からない」「夫婦それぞれの貯金に期待しすぎていた」という状況になりかねない。
いつもより時間に余裕ができる時期に、お金の見直しをすべきだ。
夏の行動を見直して老後破産を防ごう
老後破産になってしまう原因はさまざまだが、長期休みがある夏にしがちなちょっとした行動が、老後破産につながることもある。
上記の行動をとってしまったことがある人は、今年の夏は改めて意識してみてはいかがだろうか。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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