身に覚えのない、高額なオンラインゲーム課金の請求がやってきた。オンラインゲーム課金に関する相談件数は増加傾向にあり、その中でも急増しているのが、10代またはそれ以下の年代によるものだ。家族間のトラブルを未然に防ぐにはどうすればいいのか?
防止策その1 「キャリア決済」を制限する
スマートフォンの通信料金と合算して代金を支払う「キャリア決済」は、クレジットカード番号などを入れなくてよいるため、知らないうちに課金されがちなので、キャリア決済の利用を止めるか、上限額を設定するといいだろう。
各キャリアでは、マイページや電話窓口で設定確認や変更が可能だ。キャリア決済は便利だが、自分のスマホを子供に触らせるという人は覚えておきたい。
防止策その2 クレジットカード番号をブラウザーに保存しない
Webブラウザーを共有している場合、自分が買い物した時に入力したクレジットカード情報が保存されていることがあるので、面倒かもしれないが、クレジットカード情報は保存せず、その都度入力する設定にしておきたい。 スマホやタブレットなどの端末内のアプリにクレジットカード情報が保存されている場合でも、そこから容易にカードを利用することができるので、要注意だ。
防止策その3 プリペイドカードを利用する
コンビニで売られているプリペイドカード(POSAカード)を利用すれば、その額以上の請求はされないし、プリペイドカードで課金アイテムを買った場合、登録されたアドレスに通知が届くため、無駄遣いがないかを監視できる。
利用する子供本人のアドレスではなく、親のアドレスとプリペイドカードをひも付けておく必要がある。
家族による予期せぬ課金トラブルを防ぐためには、「自由に課金ができない」環境づくりが必要
今やスマホやタブレットは未就学児でも触る時代。まだ自分の財布から現金を出して払う経験も乏しく、お金そのものの重要さ、大切さを分かっていないのに、スマホゲームやネットでの買い物という、「お金を使っている」実感が湧きにくい行為に慣れると、容易に歯止めが効かなくなってしまう。
トラブル防止には、自由に好きなだけ課金ができない環境をつくることともに、お金を稼ぐことの大変さや、お金の大事さを子供と話す時間を持つことが必要ではないだろうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月17日公開記事)
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