夏の冷房代を抑えるために、さまざまな節約術を取り入れている人もいるだろうが、実は節約術には誤解が多い。あなたのエアコンの使い方は、本当に節約になっているだろうか。間違った節約術を3つ紹介する。
1 始めから弱運転にする
節約のために始めから弱運転にすると、かえって電気代がかかってしまうことがある。
エアコンは、運転を始めてから設定温度になるまで多くの電力がかかり、室温を保つのにはあまり電力がかからない。始めから弱運転にすると設定温度になるまで時間がかかり、それだけ多くの電力を消費することになる。
最初から弱運転にするよりも、設定温度になるまでは強風で、それ以降は微風に切り替えてくれる自動運転を使うほうが節約につながりやすい。
2 外気温にかかわらずマメにON・OFFする
外気温にかかわらず、マメにON・OFFしてしまうのも間違った節約術だ。
外気温が高いと室温も高くなるが、室温とエアコンの設定温度の差が大きいほど、起動したときの消費電力も大きくなる。つまり、外出のたびにOFFにしていると、ONするたびに消費電力が増えて電気代がかさむことになる。
特に外気温が35℃以上の場合は、つけっぱなしのほうがお得になることが多い(パナソニック調べ)。
30分程度の外出ならつけっぱなし、数時間以上の外出ならOFFにする、といったように使い分けよう。
3 室外機カバーの取り付け位置が間違っている
室外機に直射日光を避けるためのカバーを取り付けると、室外機の周りの温度が低くなって節約につながるのは事実だ。しかし、カバーで排気口をふさいでしまうと、冷房効率が落ちて電気代が高くなる。
冷房能力が2.2kWのエアコンの室外機の周りに「囲いなし」と「囲いあり」の状態を作ったところ、「囲いあり」の場合は冷房効率が17.7%下がったという(東京電力エナジーパートナー調べ)。
室外機カバーの中には、日よけと目隠しを兼ねた3面囲いタイプのものもあるが、節約の観点では適切ではない。室外機上部の直射日光を防いでくれる日よけタイプのほうがよいだろう。
正しい節約術で夏を乗り切ろう
エアコンを使う機会が多い夏に間違った節約術を続けると、「節約していたつもりがかえって電気代がかさんでしまった」ということになりかねない。
正しい節約術を習慣にして、夏を乗り切ろう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月21日公開記事)
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