超円安の今だからこそ稼げる、個人でできるビジネスに「海外せどり」があります。7月20日時点では1ドル138円台という超円安となっており、物価も高騰。家計へのダメージを感じる中、副業を考えている人もいるでしょう。そんな人が知っておきたいビジネスです。
海外せどりってなに? 主な販売経路はeBayやタオバオ
ここで「海外せどり」は、日本で仕入れた商品を海外向けに販売することを指します。
日本で手軽に手に入る商品の中には、海外ではなかなか手に入らないものだったり、向こうでは高い値がつけられていたりする物があります。そうした商品を日本で安く仕入れて、海外向けに高く売ることで、儲けを得るのです。
代表的な販売経路には、世界最大規模のEC・オークションサイトであるeBayやアメリカのAmazon、中国最大級のECサイト、タオバオなどが挙げられます。
英語や中国語語ができなくても大丈夫! 翻訳ツール+写真で対応可能
いざ海外せどりを始めてみようと思った際、気になるのが言語の壁でしょう。顧客とのやり取りに困ってしまうのでは……と尻込みしてしまうかもしれません。
しかし、今は英語や中国語ができなくても大丈夫です。やり取りはほぼメールなどの文字で行われるので、Google翻訳や、精度の高さで有名なDeepL翻訳などを使えば困らないはず。輸出せどりに使われる文章や言葉はある程度決まっているので、はじめに最低限の言葉を押さえておくと良いでしょう。
また、商品を説明する際も、商品の写真がしっかり添付されていれば問題ありません。
加えてサイズや、正規品かどうかについての問い合わせなど、聞かれそうな質問への答えをあらかじめ用意しておく、必要な画像をすぐに送れるようにしておくなどの準備もしておくと安心です。
「海外ウケ」を狙うなら要チェック! 百円ショップの商品やアニメグッズ、文房具
海外せどりで儲けが出る、つまり「海外ウケ」するアイテムは数多くあります。
たとえば、手ごろな百円ショップのアイテム。和柄の手ぬぐいや扇子、箸などの食器類、メイク用品や文房具などは定番人気。100円の花札が1,000円で売れた事例もあるそうです。 特に日本の文房具は人気で、コンビニなどでも買える「消せるボールペン」には根強い人気があります。
また、フィギュアやぬいぐるみなどのアニメグッズも日本ならではの商品です。「ドラゴンボール」や「美少女戦士セーラームーン」、「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」といった、日本でもブームを巻き起こした作品のグッズは、海外でも需要が高い傾向にあります。日本では1,500円程度で売られているグッズが、海外では4,000円以上で売れるなんてことも。
他にも、日本限定モデルのアパレル製品や工芸品、食品サンプル、家電などが人気商品に挙げられます。
海外せどりの注意点
海外せどりを継続して行うには、「古物商許可」を取得する必要があります。これは、主に中古品の売買や、日本の商品を海外に販売する業者や個人が取得するもの。個人の場合、住民票がある住所を管轄する警察署の、生活安全課防犯係が窓口となっています。
もう一つが、返品・返金対応について知っておく必要があります。海外の顧客は、日本人と違いカジュアルに返品を行う傾向にあります。返品には当然送料がかかってしまうので、あまり安い商品ばかり扱っていると送料だけで赤字になってしまうリスクもあります。
そうなるリスクを下げるには、いざという時に柔軟に対応できるよう、あらかじめ「返品される可能性もある」と覚えておくことと、商品を仕入れる際の市場調査をしっかり行うことです。
歴史的な円安が進むこの機会に、円安のメリットを活かしたビジネスに挑戦してみるのも良いかもしれません。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月23日公開記事)
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