「貯金額に満足している」という人はそんなにいないでしょうが、とはいえ、誰しも少なからず貯金・貯蓄をしているものです。しかし、調査で「貯蓄がない」と回答した人は、40歳代の24.8%、50歳代で23.2%もいます(2021年データ)。「貯金ができない」という人には、共通した特徴があるようです。
特徴1 自分の収支を把握していない
自分の収支を把握していない人は、お金が貯まりにくいといえます。なぜなら「支出の見直し」ができないので、ムダな支出に気づかないのです。
お金を貯める上でできることの中では、収入を増やすより支出を減らすほうが簡単です。支出の見直し、特に毎月出ていく固定費──サブスクの費用、通信費ほか──の見直しは効果的です。
特徴2 「ごほうび」「限定品だから」との名目での衝動買いが多い
せっかくお金が入ってきても「自分へのご褒美」と称して衝動買いする人がいます。ほかにも限定品を見つけるとつい買ってしまう人も。こういう人たちは、当然ですがお金は貯まりません。
衝動買いをしないよう、本当に必要なものかどうかを冷静に判断するには、「一晩考える」など自分で一定の期間を決めて時間をおくことです。「欲しい」「買いたい」と思っても、ひと時のそういう感情で買うことをやめれば、衝動買いは減るはずです。限定品も本当に必要か見極めましょう。
特徴3 貯金の目的・金額を決めていない
ただやみくもに「お金を貯めたい」と思うだけでは貯まりません。なぜ貯金するのか、いくら貯めたいのかを決めておかないと、貯金は続きません。継続してコツコツ貯金をするためには、なにかしらのゴールを決めておくことが大切です。
特徴4 ライフプランが明確でない
これは特徴3と関係していますが、将来の予定がある程度わかっていないと、「いつ」「何に」「いくら必要か」分からないので、貯金の必要性に気づけません。
たとえば引越し、結婚、出産、旅行……あくまで予定、希望でいいので決めておきましょう。
特徴5 資産運用をしていない
お金を貯める、貯金を増やすには、「働いて稼ぐ」だけでなく、お金に働いてもらい「増やす」ことも1つの方法です。投資・資産運用です。
貯金の目的を「老後の備え」とすると、40〜50代の人は「あまり時間がない」と思うかもしれません。しかし今は寿命も長くなり、働く年齢が上がっています。「60歳で定年、老後」という時代ではありません。貯金できる金額の一部を運用に回しましょう。
人生100年時代。今からでもできる事を始めて、老後に不安なく暮らせるよう準備をしておきましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月23日公開記事)
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