スマホアプリの起動時に「他社のAPPやWebサイトにトラッキングしないように要求しますか?」というような文言を目にしたことがありませんか?
「トラッキング」は、ユーザーのニーズを把握するための戦略です。webサイトの仕組みの一つであるCookie(クッキー)も「トラッキング」と関係があります。広告を効果的に運用する手段ですが、詳しい意味を知っていますか?
「トラッキング」は webサイトユーザーの行動追跡
「トラッキング」とは、webサイトを運営する企業が、訪問ユーザーがサイト内のどこを閲覧しているか、普段利用している他社サイトはどこかなど、利用履歴を追跡することです。
企業は、「トラッキング」でユーザーの関心や興味、ニーズなどの情報収集や分析を行います。その結果をもとに顧客に合うピンポイントのターゲティング広告を表示できるため、より効果的な広告戦略が行えます。なお、広告の費用対効果やユーザーの離脱理由の把握にも使われています。
「トラッキング」は利便性が高いがデメリットもある
「トラッキング」のツールは様々ありますが、特に多く使われているのはCookieです。Cookieは、サイトの訪問履歴やログイン情報などの入力内容を記録するシステムです。
ユーザーがサイトに再度アクセスする場合は、IDやパスワードの再入力なしで利用できます。またECサイト内では、買い物かごに入れた商品はCookieにより保存されているため、サイトを離脱しても買い物かごの商品は残ったままで保持されます。
「トラッキング」を許可するかしないかはユーザー自身の判断で決められるため、アプリやサイトごとに使い分けることができます。一般的に許可した場合は、興味のない広告は表示されにくくなります。一方で許可しなかった場合は、ユーザー情報が企業等に取得されないため、プライバシーは守られますが、興味のない広告が表示されやすくなります。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月23日公開記事)
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