学生のアルバイト先や主婦のパート先といえば、飲食店。カフェやファミレス、居酒屋など業態によって、自分の都合の良い時間帯にシフトが組めるところが魅力です。飲食店では、店内にいるお客様に配慮しつつ、お店の回転率をあげるために、「シルバー」のような業界用語が飛び交っています。
『3番テーブルにシルバーをセッテイングして』などと使われていますが、この業界用語知っていますか?
シルバーは銀製品が由来
シルバーとは、一般的にはカトラリーと呼ばれているナイフ、フォーク、スプーンなどを指します。中世ヨーロッパで食器やカトラリーに銀製品(シルバー)が使われていたことが由来です。
当時のヨーロッパでは王位継承権をめぐって食べ物にヒ素を混ぜて毒殺すると言う恐ろしい事件が多く起こっていたようです。銀は、ヒ素と反応すると黒く変色する特性があるため、混入されている毒素を察知する目的で、銀製品が使われていたといわれています。
銀の価格は景気や需要で変動する
銀(シルバー)といえば、アクセサリーなどの装飾品を思い浮かべますが、需要の大半は、工業用材料で占められています。銀は、半導体などの電子材料部品、医療機器、太陽光パネル、電池などの材料として用いられているため、世界の景気や工業需要によって銀価格は大きく変動します。
世界規模で環境問題へ取り組みが活発になっているため、太陽光発電や再生可能エネルギーへの投資が加速する可能性があります。このような流れを受けて、今後は、更に銀の価格が値上がりすると予想されています。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月23日公開記事)
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