つみたてNISAは最長20年にわたって非課税で投資できるため、相場の暴落にあう可能性があります。2020年のコロナショックなどが記憶に新しいところです。つみたてNISAのような長期の投資では、暴落時にどのように対応すればよいでしょうか。
「暴落は起こる」と想定しておくこと
つみたてNISAのような長期の積立投資では、相場の暴落はいつか起こるものと考えておくことが大事です。
たしかに相場が暴落すれば、つみたてNISAで買った資産も影響を受け、大きく値下がりする可能性もありますが、相場の暴落は永遠に続くようなことはなく、いずれは回復するものです。
2020年の2月から3月に世界の株価が大暴落したコロナショック後、今では多くの株式市場で価格が回復しています。
暴落時に慌てて資産を売る「パニック売り」はしないこと
暴落に遭遇すると平常心を保つのは難しいですが、「パニック売り」だけは避けましょう。
「いつかは暴落が収まる」「回復して値段が元に戻る」と思っても、値下がりがいつまで続くかの予測は難しいですし、下落の最中にあると我慢できなくなるものです。
しかし、いつかは暴落も収まります。一時の感情で売ってしまうと、後悔することになるでしょう。
「一時的に積み立てを休む」のも避けたい
一時的につみたてNISAを休むのも、できれば避けたいところです。なぜなら、価格が下がっていれば、その分、同じ商品が安く変えるからです。
たとえば、2万円の投資信託の価格が半分になったら、同じ金額で倍の量が買えます。むしろチャンスといえる状況で投資を休むのは「もったいない」わけです。
つみたてNISAは相場の浮き沈みを利用する投資
世界の市場は上がり下がりを繰り返し、長期的には上昇する傾向にあり、つみたてNISAはこれを利用し、値下がり時に多くの数量を買付けて平均購入単価を下げる仕組みです。
ただし、投資を止めるタイミングによっては損になる可能性もあります。2分の1になった投資信託の基準価額が2倍になって戻るとは限りません。
とはいえ、つみたてNISAは、長期投資に向いた投資信託だけが買える仕組み。価格が半分になるようなことはそう考えられません。
短期的な値動きは気にせず、淡々と続けることが資産形成のコツです。どうしても値下がりが気になる人は、あえて経済情報から離れるのも1つの方法でしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年7月29日公開記事)
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