建設業界で使われている業界用語「ネコ」って何?──【ビジネス・業界用語】

2022/08/06 08:00

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住宅や不動産の需要増で好調な建設業界。一方で、マンションや戸建住宅などの建設ラッシュや職人の高齢化による人手不足も課題となっています。そんな建設業界の現場で見掛けるのが通称「ネコ」と呼ばれる道具。 『この資材はネコで運んで』などと使われていますが、この業界用語知っていますか? 「ネコ」は人力で建築現場の資材を運ぶ道具

住宅や不動産の需要増で好調な建設業界。一方で、マンションや戸建住宅などの建設ラッシュや職人の高齢化による人手不足も課題となっています。そんな建設業界の現場で見掛けるのが通称「ネコ」と呼ばれる道具。

『この資材はネコで運んで』などと使われていますが、この業界用語知っていますか?

「ネコ」は人力で建築現場の資材を運ぶ道具

「ネコ」とは、建築現場で道具や資材などを運ぶ手押しの一輪車を指します。ネコ車とも呼ばれます。また、建築現場の高所に設置された狭い点検通路や足場を“キャットウォーク”(ネコ足場)といいます。

体育館のような高所にある照明は、交換作業をするのに大掛かりな足場が必要になるため、交換のたびに施設の使用が制限されます。しかし、吊り橋のような“キャットウォーク”を組むことで、使用制限を設けなくても取り替えが可能になります。

「ネコ」の由来は、このキャットウォークを走らせる一輪車からという説、一輪車をひっくり返した時の見た目がネコに似ているという説など、諸説あるようです。

建設業界は住宅・不動産業が好調

2022年3月期第3四半期の建設業関連の決算は、全体的に売上高は伸び、業種別では住宅・不動産業が好調でした(各業種上場主要10社)。首都圏の新築マンションの平均価格は6,360万円とバブル期を超え、住宅や不動産の需要増の背景には、リモートワークの定着による住環境への意識の変化や住宅ローン減税の延長が挙げられます。

2022年は政府が脱炭素化に向けて、省エネ住宅の普及を推進しています。省エネ住宅とは、気密性や遮断性を高めることで、冷暖房の効率が上がり、電力消費を抑えられる住宅です。政府は、補助金制度などの支援策を打ち出していることから、省エネ住宅の建築やリフォームの需要が高まるといわれています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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