世界的なコロナのパンデミックになってから2年以上が経ち、今年の冬は「ツインデミック」が起こる可能性があると懸念されています。南半球のオーストラリアでは現在冬を迎え、「ツインデミック」が起きつつあります。世界中が警戒している「ツインデミック」の詳しい意味を知っていますか?
オーストラリアでは「ツインデミック」の兆し
「ツインデミック」とは、新型コロナウイルスとインフルエンザがダブルで同時流行する状況です。オーストラリアがある南半球では現在冬を迎えていますが、インフルエンザ患者が急増し、新型コロナウイルスと同時流行する「ツインデミック」が起こりつつあります。
豪州保健省によると、インフルエンザの患者数は例年6~9月がピークですが、2022年は4月末から急増しています。背景としては、過去2年間でインフルエンザの流行がなかったため、免疫を持つ人が減ったことが挙げられます。また、マスク着用の義務が軽減されていることなども、影響しているようです。
豪州のインフルエンザの発症傾向は、日本の冬の流行を予測する指標として例年注視されています。日本は、6月から訪日観光客の受け入れが再開したこともあり、早ければ8月からインフルエンザの流行が始まると指摘されています。
日本ワクチン学会がワクチン接種を推奨
日本ワクチン学会は「ツインデミック」を避け、医療体制を維持するためにインフルエンザワクチン接種を推奨しています。
国内の研究報告によると、65 歳以上の高齢者福祉施設に入所の高齢者では、ワクチン接種で 34〜55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果がありました。また、6歳未満の小児では、2013〜14、2017〜18年のシーズンの研究では、41〜63%の発病を阻止したと発表されています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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