限られた収入をやりくりして貯蓄するのは大変ですが、特に節約しているようには見えないのにしっかりお金を貯めている人もいます。必要なところにはお金をかけつつ、貯蓄をするにはどうしたらよいのでしょうか。
お金が貯まる習慣1 収入から決めた金額を貯蓄し、その残りで生活する
やりくりの上手な人の多くは毎月給料が入ると、あらかじめ決めておいた金額を貯蓄に回してしまい、残ったお金で生活します。これを「先取り貯蓄」といいます。
生活費の残りを貯めておこうと思っても、よほどの強い意志がないかぎり難しいのではないでしょうか。
貯蓄した残りのお金なら、赤字にさえならなければそれほど厳しい管理は必要ありません。給与天引きの財形貯蓄などを利用してもよいでしょう。
お金が貯まる習慣2 「ちょっとならいいか」と気軽に少額の出費をしない
コンビニや自動販売機でちょっとした買い物も、度重なると大きな金額になります。いわゆる「ラテマネー」を節約できる人は、自然にお金が貯まります。
たとえば、なんとなく使っているお金が1日500円だとしたら、1ヵ月なら1万5000円です。これを節約して1万円分を貯蓄に回せたら1年で12万円、10年で120万円と大きな差が生まれるのです。
コンビニや自動販売機でペットボトル飲料を買っている人はマイボトルを持参し、浮いたお金を貯蓄することもできるでしょう。
お金が貯まる習慣3 人付き合いで見栄をはらない
お金を貯められる人は見栄を張らずに、交際費の予算を守れます。給料日前に飲み会に誘われても、「お金がないから」と断れるのです。
「お金がないと思われたくない」という見栄から誘いを断れなかったり、奢ってしまったりする人はいつまでたってもお金が貯まりません。
際限のない人付き合いはお金も時間もムダになります。付き合いにお金がかかりすぎる人は、人間関係の整理から始めるとよいかもしれません。
厳しすぎない方法から始めてみる
無理な節約をしていないのにお金を貯められる人は、先取り貯蓄や支出の上限を決めるなどのストレスの少ない対策を講じているものです。
続けられそうもないストイックな方法でなく、できることから始めてはいかがでしょうか。
文・松田聡子(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
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