コロナ禍による巣ごもりやテレワークで需要が伸びた業界の一つが家電業界です。2020年度は、特別給付金の支給も重なり、出荷額は2兆6,151憶円と過去最高を記録しました。
ウィズコロナに入った今は、リベンジ消費の流れを受け高級家電が売れています。そんな家電業界では、「黒モノ」という業界用語が使われています。一体、何を指す言葉なのか知っていますか?
家電は大きく分けて「白モノ」と「黒モノ」に分けられる
「黒モノ」とは、テレビやDVDプレーヤー、ゲーム機などの趣味や娯楽用の家電を指します。黒はシックで高級感を醸し出すことから、普及当初にメインの色として使われていました。そのため「黒モノ」と呼ばれることになったそうです。
同じようによく耳にする「白物(シロモノ)家電」は、家事に欠かせない冷蔵庫、洗濯機、炊飯器などを指しますが、清潔感を意識して白色が使われていることから、そう呼ばれています。
「黒モノ家電」の巣ごもり需要は一服
2022年4月20日、電子情報技術産業協会(JEITA)の発表によると、テレビを主とした「黒モノ家電」の出荷額は、前年同月比3.5%減の1,255億円で9ヵ月連続のマイナスとなっています。テレビの買い替え需要は、引き続き高水準で推移していますが、巣ごもり需要が落ち着いたことが影響しています。
家電量販店社員が選んだ2022年の“押し家電”を発表
株式会社角川アスキー総合研究所が2022年の推し家電大賞 を発表しました。推し家電とは、エディオン <2730> 、コジマ <7513> 、上新電機 <8173> 、ノジマ <7419> 、ビックカメラ <3048> 、ヤマダデンキ <9831> 、ヨドバシカメラで働く店員403名が選んだ“自分でも欲しくてたまらない鉄板家電”です。
「黒モノ家電」の受賞製品は、8K/4Kテレビ部門、有機EL&液晶部⾨ともに、ソニーのブラビアシリーズが1位となりました。
文/編集・dメニューマネー編集部
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