今の時代を象徴する言葉「ブーカ(VUCA)」。「ブーカ」はもとは軍事用語で、2010年ごろから「ブーカ時代」「ブーカワールド」など、ビジネスでも使われるようになりました。ネガティブなイメージが強い言葉ですが、可能性を秘めた言葉でもあります。「ブーカ」の詳しい意味を知っていますか?
「ブーカ(VUCA)」は変化が激しく将来の予測が困難な状況
ブーカは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語です。
まさに今が「VUCA時代」と言われています。2000年頃から始まっているIT革命で、産業構造は劇的に変化し続け、更には、コロナ禍で常識が通用しないニューノーマルな時代を迎えています。
ビジネスにおいては、SNSなどの新規市場の誕生で、消費者のニーズや趣向、価値観などが、急速に変動しています。社会においては、地震や洪水などの大規模な自然災害などの予測困難な要素や少子化高齢化による人口構造の変化、政治や国の制度など、不確実な要素が複雑に絡み合っています。
そのため、過去の実績や成功例にもとづいたやり方は通用しないため、解決策を導き出すのが難しい状況です。
「ブーカ時代」はビジネスチャンスでもある
一方で「ブーカ時代」は、大きな可能性を秘めた時代とも言われています。新しいサービスの需要が高まり、ビジネスシーンに大きな変化が生まれることもあるからです。ブーカ時代に新たなビジネスチャンスを掴むには、常に変化に敏感に反応し、対応していくことが必要です。
文/編集・dメニューマネー編集部
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