居酒屋業界はコロナの影響を大きく受けた業界の一つです。多くの居酒屋では店内に消毒液を設置したり、従業員の健康管理を徹底したりして、安心して食事を楽しんでもらえるよう日々感染症対策に取り組んでいます。
居酒屋業界で使われている業界用語の中には、「ショッカー」という言葉があります。ショッカーとは店内で「ある仕事をする人物」を指すようです。この業界用語、何か分かりますか?
「ショッカー」の仕事は店の問題点を明確にする
「ショッカー」とは、一般のお客さんのフリをして居酒屋などの飲食店の実態を調査する「覆面調査員」を指します。一般的に覆面調査員は、“ミステリーショッパー”と呼ばれているため、そこから派生して呼ばれるようになったようです。
「ショッカー」は調査員だと分からないように店を訪れ、お酒や食事を提供してもらい、接客態度、サービス内容、商品の質を判定します。また、トイレや床など店内の清掃状況やトラブルが起きた時の対応など、50以上のチェック項目を客観的に評価します。
「ショッカー」は、チェック項目をもとに報告書をまとめ、依頼主に提出します。「ショッカー」の報酬は、利用した飲食代金の一部が謝礼として支払われたり、別途賃金が支払われたりと報酬の形はさまざまです。
“ミステリーショッパー”は多業種を調査
覆面調査やミステリーショッパーは、飲食店に限らず、アパレルやホテル、コールセンターなど様々な業種に対して調査を行っています。求人検索エンジンIndeedによると平均時給は、全国1,643円(更新日: 2022年6月8日現在)でした。
単発での仕事も可能で、案件によっては1万円を超えるものもありますが、調査会社や案件によって交通費やサービス利用料などの経費が自己負担になることもあります。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・「ふるさと納税」するなら読みたい記事
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
・銀行員が知る「老後破産」する人の危ない行動
・SBI証券と楽天証券どちらで開設する?(外部)
・金運ダウン?玄関に置いちゃダメなモノ3選