物流・輸送の要といえばトラック。近年は、コロナ禍の影響でトラックによる宅配を利用した物流が活発になり、高速道路のサービスエリアでは、トラック用の駐車場が不足する事態に陥っているようです。
荷物の輸送に欠かせないトラック業界ですが、「グリーン高速」という業界用語が使われているそうです。この意味、知っていますか?
「グリーン高速」はトラックドライバーの無線用語
「グリーン高速」とは、東名高速道路や名神高速道路の事を指します。 昔、東名高速や名神高速の中央分離帯には、草木の植え込みがあったようです。中央分離帯の植え込みの緑地のグリーンをとらえて、そのように言われるようになりました。
高速道路では、2001年から高速料金の精算にはETCが導入されています。ETCは、料金所の混雑緩和やドライバーの利便性の向上、人件費の削減などが目的で導入されました。2022年5月現在の利用率は、NEXCO東日本・中日本・西日本、首都高速、阪神高速、本四高速6社の合計で93.9%になっています。
高速道路にも定額割がある
高速道路には、観光振興を目的とした乗り放題プランや周遊割引という定額割があります。定額割とは、ETCの利用時の高速道路料金が約3割から5割引の定額で利用できたり、観光施設の入場料の割引やプレゼントなどの優待サービスが受けられたりします。対象車は、普通車、軽自動車、二輪車等です。
定額割は、各高速道路の運営会社によって名前やサービス内容、期間や利用条件が異なります。ちなみに、NEXCO東日本は“ドラ割”、NEXCO中日本は“速旅”、NEXCO西日本は“みち旅”と呼ばれています。
高速道路料金が定額に設定されているため、対象エリア内の高速道路の乗り降りが自由で、目的地までの1往復分やエリア内の周遊をする際に、お得に利用できます。申し込みは、事前にwebでの登録が必要となります。今後高速道路を使って旅行を検討されている方は、使う予定の高速道路の運営会社のホームページで詳細が確認できます。
文/編集・dメニューマネー編集部
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