BTS、TWICEを「投資家」として推す?K-POPファン目線の「韓国株」投資

2021/09/18 18:20

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BTS、BLACKPINK、東方神起、TWICE……。K-POPファンならご存じだろうが、これらの人気グループは皆、所属事務所が異なる。 BTS(防弾少年団)はHYBE(旧Big Hit Entertainment)、BLACKPINKはYGエンタテインメント、東方神起はエスエム・エンタテインメント、TWICEはJYP

BTS、BLACKPINK、東方神起、TWICE……。K-POPファンならご存じだろうが、これらの人気グループは皆、所属事務所が異なる。

BTS(防弾少年団)はHYBE(旧Big Hit Entertainment)、BLACKPINKはYGエンタテインメント、東方神起はエスエム・エンタテインメント、TWICEはJYPエンターテインメント。韓国の4大芸能事務所といわれるこの4社はいずれも株式公開しており、株主になれる。

せっかくK-POP好きなら、韓国の「芸能」だけでなく「株式投資」についても詳しくなってみてはどうだろうか。

2020年、ARMYのみならず注目集まったビッグヒット上場

最近、韓国株式市場で大きな話題になったことといえば、BTSやSEVENTEENが所属する芸能事務所・HYBEの上場だろう。最近まで「Big Hit Entertainment」という名前だった同社は2020年10月15日、韓国取引所に上場している。

公募価格は13万5000ウォンだった。公募価格とはIPO(株式の新規上場)の際に事前につけられる売り出し価格のこと。そして上場して最初についた株価(初値)は27万ウォン。いきなり2倍になったかっこうだ。その直後に35万1000ウォンまで急上昇している。これらを日本円に換算すると、1万4000円くらいの株がいきなり約2万8000円になり、さらに3万8000円になったということだ。そう聞くとすごいことがよく分かる。

投資というペン活?

どうしてここまで上がったかというと、個人投資家がBTSの人気ぶりに期待を寄せて買ったためといわれた。特に“ARMY”と呼ばれる熱狂的なBTSのペン(ファン)の中には、株式投資をしたことがなく、「BTSを応援したいから」と口座を開設して、多額を投資した人がいたという。従来、ペン活(ファン活動のこと)といえば、CDやグッズを買ったりイベントに参加したりというものだった。だが事務所への投資も、熱狂的なペンにとってみれば“推し”を支える方法なのかもしれない。

ところでHYBEの上場直後は、そうしたアーミーたちの嘆きがWebメディアで記事になっていた。なぜ「嘆き」なのかといえば、熱狂は長く続かず、しばらく株価は続落、10万ウォン台(1万円台)にまで下がったからだ。

だがその後、2021年になってから徐々に回復。今はどうなっているのかというと、2021年4月20日現在、株価は24万3000ウォン。日本円で2万3700円程度になっている。下がったとはいえ、公募価格の2倍弱程度は保っており、決して悪い水準ではない。

HYBEは最近、アメリカのメディア企業、イサカ・ホールディングスを買収すると発表している。イサカはジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデら人気アーティストが所属する事務所やレーベルなどを傘下に持つ持株会社。同社を約1000億円かけて買収するという。

同社については、BTSのグローバル市場での成功を含む世界戦略への期待が高い。その一方で、BTSへの依存度が高いことをリスクと見るアナリストもいるようだ。

好調な韓国株式市場 支えるのは個人投資家「東学アリ」

韓国株式市場は今、株価が過去最高の水準にある。

韓国株式の動向を示す指標・韓国総合株価指数(KOSPI、Korea Composite Stock Price Index)は、2021年の年初に初めて3000を超えた(終値ベース)。過去最高値がつい先日、4月20日につけた3220.70なので、今なお高い水準を維持していると言っていい。

2020年もKOSPIのパフォーマンスはとてもよく、G20の国・地域の中で最も高い上昇率を記録したという。それを支えているのは、個人投資家たち。中でも「東学アリ」と呼ばれる若者たちだ。20-30代でほとんど投資初心者に近い若者たちが株式投資に熱中しているというのだ。

(東学アリとは、19世紀に起こった外国への抵抗運動「東学運動」と個人投資家を意味する「アリ」をあわせた言葉)

若者が株式投資に熱中するのには、いくつかの理由がある。まず韓国で人気の不動産投資には資金が必要だが、株式投資は小額でも始めやすいこと。そして就職難で仕事が見つかっていない若者も、株式投資なら収入を狙えること。

また、コロナ禍で自宅に滞在する日が増え投資する時間が伸びたことも背景にあるだろう。そうした状況は韓国に限らず世界各国で起きている。米国で登場したロビンフッダーも似たような存在と言えるのではないだろうか。

次回はHYBE、JYP、YG、SMなどが上場しているKOSDAQ市場、韓国取引所について紹介する。

※ 本記事は特定の銘柄を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

文/編集・濱田 優(dメニューマネー編集長)
画像・© Copyright 2021 Universal Music Group BV. All rights reserved. / 2021 BIG HIT MUSIC / HYBE. ALL RIGHTS RESERVED

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